Modo

Tips

modoのスナッピング

modoのスナップ機能について書いてみます。

modoは強力なスナップ機能を搭載していて、グリッド、頂点、エッジ、ポリゴン、カーブなどのエレメントに対して、柔軟にスナッピングすることができます。
スナップは機械的なモデリングで頂点やポリゴンをぴったりくっつける場合に便利です。また、モデリングだけでなく、アイテムモードでアイテムを配置する場合にも便利に使えます。

 

スナップの使用方法

スナップ機能はツールバーの「スナッピング」をONにすると有効になります。

modoのトランスフォームツール(移動、回転、スケール)は、ツールをアクティブにし状態でビューポートをクリックすると、クリックした位置を基準に動作します(アクションセンターが設定されていない場合)。
「スナッピング」をONにするとメッシュのエレメント(頂点、エッジ、ポリゴン)にアクションセンターがスナップするようになり、スナップしやすい動作に切り替わります。

 

スナップする対象は「スナッピング」ポップアップで設定します。ポップアップはツールバーの「スナッピング」ボタンをAlt を押しながらクリック、またはツールプロパティの「スナッピング」ボタンで表示することができます。

 

スナップ対象はアイテムモード、コンポーネントモードで個別に設定することができます。グローバルを使用すると、アイテムモードとコンポーネントモードの両方のスナップ対象を設定することができます。

 

ツールがアクティブな状態でXキーを押したままにすると、キーを押してる間だけスナップを有効にすることができます。

 

スナップタイプ

スナップする対象は13種類あります。このうち3種類はペンツールでしか動作しません。

 

グリッド

ビューポートのグリッドにスナップします。「固定グリッドを使用」を使用すると任意のグリッドサイズを指定することができます。

 

頂点

メッシュやカーブの頂点にスナップします。「固定スナップ」を使用すると常にスナップした状態にすることができるので便利です。

 

エッジ

エッジやカーブにスナップします。

 

エッジの中心

エッジの中心や、カーブの中心にスナップします。

 

ポリゴン

ポリゴンやカーブにスナップします。

 

ポリゴンの中心

ポリゴンの中心にスナップします。カーブの場合はよくわからない位置にスナップします。

 

交差

ポリゴンが交差した所にスナップします。カーブの場合は頂点間を直線としてあつかうようです。

 

ボックス

メッシュのバウンディングボックスにスナップします。バウンディングボックスの四隅と、辺の中心にスナップします。

 

ピボット

アイテムのピボットにスナップします。センターにはスナップしません。

 

ワールド軸

XYZ軸方向にスナップします。ペンツールとミラーツール専用です。

 

直線

2頂点間の直線上にスナップします。ペンジェネレータ系のツール専用です。

 

直角

辺に対して直角にスナップします。ペンジェネレータ系のツール専用です。

 

ガイド

ガイドラインにスナップします。メッシュコンストレイントにまとめられていますが、機能的にはスナップ用の機能です。ガイドにスナップさせるには「スナッピング」をONにする必要があります(スナップタイプの設定は不要です)。

 

ガイドは無限に続く直線です。あまり便利な使い道が思いつかないのと、modo 15.0では動作が不安定になっていてクラッシュしやすいので、あまりお勧めしません。

 

スナップツール

ツールバーの移動ツール、回転ツールボタンを長押しすると、あらかじめスナップがセットされた便利ツールを使用することができます。

 

特にドラッグ スナップ リジッドは便利なのでお勧めです。

 

頂点、エッジ、ポリゴンのスナップは使用頻度が高いので忘れることはないですが、交差、直線、直角は忘れがちなので動作をまとめてみました。

2軸だけスナップさせる「2Dスナップ」や、スナップ対象を距離で指定する「深度制限」など、スナップのオプション機能が充実してるのも便利ですね。

 

参考

 

Tips

modoのアイテム配置に便利なツール紹介

modoのアイテム配置に便利なツールの紹介です。

3Dソフトを使用していると、シーンにアイテムを配置するという作業が多いです。そこでmodoの便利なアイテムの操作方法として、アクションセンター、スナップ、トランスフォーム配列ツールを紹介したいと思います。

 

アクションセンターを使用したアイテム操作

アクションセンターはツールの基点を指定する機能です。アクションセンターはmodoの強力なモデリング機能の1つとして紹介したことがありますが、アイテムを配置する場合にも便利に使用することができます。

移動ツール

アクションセンター「ローカル」を使用すると、アイテムのローカルの角度ごとに移動することができます。
これは他の3Dソフトでもよく見る定番の動作です。

 

回転ツール

アクションセンター「自動」を使用すると、選択中のアイテムをまとめて回転することができます。
ツールプロパティの「位置のみ」をONにすると、アイテムの角度を維持した状態で位置座標を回転することができます。

 

スケールツール

アクションセンター「自動」を使用すると、選択中のアイテム+アイテムの座標をスケールすることができます。
ツールプロパティの「位置のみ」をONにすると、アイテムのスケールを維持した状態で位置座標をスケールすることができます。

 

スナップを使用したアイテム操作

モデリングで便利なスナップ機能はアイテム配置にも使えます。グリッド、頂点、エッジ中心、ポリゴン中心、バウンディングボックス、など様々な条件でスナップすることができます。

 

トランスフォームツールを使用したアイテム操作

モデルツールタブの「複製」にはアイテム配置に使えるトランスフォームツールがあります。トランスフォームツールを使用するとアイテムの配置で便利に使えます。

カーブトランスフォーム

アイテムをカーブ上に配置することができます。

 

トランスフォームスキャッタ

アイテムをランダムに移動、回転、スケールすることができます。ジッターツールも同じようなことができます。

 

トランスフォーム配列

アイテムを等間隔に配置することができます。

 

トランスフォームラディアル配列

アイテムを放射状に配置することができます。らせん状にオフセットすることもできます。

 

 

modoは他にも「ソフト移動」「シアー」「ツイスト」「ベンド」など変形ツールを使用してアイテムの位置を編集することができます。

 

今回紹介したトランスフォームツールや変形ツールを使用したアイテム操作は、静止画用途だけでなくアニメーション作成にも使用することができるので知ってると便利だと思います。

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Deadlineがライセンスフリーモードを10に拡張

レンダリング管理ソフトDeadline 10.1.15.2がリリースされました。今回のアップデートからライセンスフリーモード使用できるワーカーの数が2から10になり、使用制限が緩和されたようです。数台のPCでレンダリングするぶんには十分使えそうです。

https://docs.thinkboxsoftware.com/products/deadline/10.1/1_User%20Manual/manual/release-notes.html#deadline-release

改善点

  • ライセンスフリーモードで許可されるワーカーの数が、2から10に増えました。
  • Deadlineが、MongoDB 4.2をサポートするようになり、新しいRepositoryをインストールする際にMongoDB 4.2.12をインストールするようになりました。
  • ホワイトスペースを含むリポジトリパスにコマンドを送信すると、リモートコマンドの実行に失敗することがある不具合を修正しました。
  • アプリケーションロードバランサーの背後にある場合に、リモート接続サーバーがリクエストを受け付けないという問題を修正しました。
  • Env:<EnvVariable>フォーマットを使って、Deadline InstallersとDeadline Commandにパスワードを指定する機能を追加しました。
  • Free on AWSのライセンスに、GovCloudや中国を含む追加のAWSリージョンのサポートを追加しました。
  • .NET Coreをバージョン3.1.113にアップグレードしました。
  • PATH環境変数を上書きした場合に、DeadlineSandboxが失敗するバグを修正しました。
  • 1台のマシン上で同時に実行できるリモート接続サーバは最大1台に強制しました。
Tips

modoの出力パターン

modoでレンダリングした画像のファイル名を決定する出力パターンについて書いてみます。出力パターンを使用するとレンダー出力ごとにフォルダを分けることができて便利ます。

 

出力パターンとは

出力パターンとはレンダリングした画像を保存するときの連番ファイル名を指定する機能です。レンダーパス名やレンダー出力名を追加して、ファイル保存を便利に設定するための機能です。

デフォルトでは以下のように「レンダーパス名」「レンダー出力名」「ステレオスコピックの左右」「フレーム番号の桁数」が設定されています。「レンダーパス名」「ステレオスコピック」などレンダリングで使用してない場合は無視されます。

[<pass>][<output>][<LR>]<FFFF>

 

出力パターンが使用されるケース

出力パターンは「アニメーションをレンダー」を実行したときに使用されます。

modoはレンダー出力を使用してDepth、Specular、Diffuse、Cryptomatteなど様々なレンダリング要素を出力することができます。レンダー出力のプロパティではレンダー出力ごと個別にファイルパスやファイル名を設定することができますが、毎回個別にパスを設定するのは面倒です。

 

レンダー出力のファイルパスが設定されていない状態で「アニメーションをレンダー」を実行すると、保存先に指定したパスに「出力パターン」を使用して画像を保存してくれます。

 

ファイル出力時にフォルダをわける

レンダー出力が1つのフォルダに全て入ってると、不便に感じることがあるかも知れません。そんな時は「出力パターン」にスラッシュを追加すると、レンダー出力ごとにフォルダをわけて連番を保存することができます。

[<output>/][<output>_]<FFFF>

 

「アニメーションをレンダー」を実行すると「ファイル保存名+レンダー出力名」でフォルダが作成されます。

 

残念ながら保存した画像ファイルに Cut_001 のような任意の文字列を追加する方法がわかりませんでした。

出力パターンはMayaのFile Name Prefixと同じような機能ですが、Mayaに比べると使用できるトークンが少ないのが残念ですね。Mayaの場合はカメラ名やシーンファイル名などを使用することができます。
ファイル出力の自由度を上げたい場合は、Render Output Managerなどスクリプトで対応する必要がありそうです。

 

余談ですがmodo 15.0から出力パターンがドット区切りに変更になったようです。

.[<pass>.][<output>.][<LR>.]<FFFF>

modo 14.2以前の状態に戻したい場合は、初期設定の「デフォルト出力パターン」で変更することができます。

[<pass>][<output>][<LR>]<FFFF>

Tips

modoでパーティクルクラウドをフリーズする方法

modoでパーティクルクラウドと、サーフェイスパーティクルジェネレータをフリーズする方法について書いてみます。

パーティクルクラウドやサーフェイスパーティクルジェネレータは、いわゆる後から再編集可能なプロシージャルオブジェクトです。プロシージャルオブジェクトをモデリングツールで編集可能にするにはフリーズする必要があります。

 

Particle Cloudをフリーズ

Particle Cloudをフリーズする場合は、particle.freezeCloud コマンドを実行します。

particle.freezeCloud

 

Surface Particle Generatorをフリーズ

Surface Particle Generatorをフリーズする場合は、アイテムメニュー /リプリケータで「パーティクルジェネレータ」を実行します。

 

ちなみに同じメニューにある「サーフェイス ジェネレータ」はシェーダーツリーを使ったパーティクルジェネレータをフリーズするコマンドです。

 

サーフェイスパーティクルジェネレータはメニューからアクセスできますが、パーティクルクラウドのフリーズはメニューにないのでメモとして書いておこうと思いました。

参考資料

Stitchmap Kit for Modo

リアルなステッチを作成する「Stitchmap Kit for Modo」がリリースされました。38種類のプリセット画像(ステッチ、ボタン、バンプ、ボルト/ネジ)を集めたキットのようです。

価格は$18、4月1日まで導入価格で40%OFFとのことです。

https://gumroad.com/l/stitchmap

概要

Stitchmap Kit for Modo 15 and upは、非常にリアルなステッチ/ボルト/ネジを生成する高品質なプリセットのシリーズです。テクスチャマップのみを使用し、曲線に沿って複製するための簡単なセットアップを備えています。アセットはもちろん、従来の方法(ポイントレプリカ、UVなど)でも使用できます。

それらを簡単に組み合わせることができ、結果を1つのファイルにベイクするだけです。

CG News

Modo 15.0 リリース

Modo 15.0がリリースされました。

https://community.foundry.com/discuss/topic/156045/modo-15-0-is-now-available
https://campaigns.foundry.com/modo-15

Modo 15は14シリーズとして取り組んでいた技術的負債(サポートライブラリ、ビルドシステム、ビジュアルスタジオコンパイラ、コアコードをc ++、Python 3、Qt5)のうち、いくつかの更新を含む影響の大きな変更がおこなわれたバージョンです。

PythonとQtのアップデートにより、14以前のバージョンで動作しているスクリプトやプラグインが動作しなくなる場合があります。現在確認されてるプラグインだとVrayやOctaneは15で動作しないようです。現在デフォルトはPython2ですが15.2か16.0ではPython3がデフォルトに切り替わるようです。
また、ライセンスシステムが変更されました。MAXONがCinema 4Dで採用する信頼性の高いライセンスシステムに変更になったようです。SDKもドキュメントサイトが公開されたようです。

15シリーズではUSD / Hydra デリゲート、Storm GLの統合が予定されており、将来的にはパストレースレンダラーのmPathをHydraに対応させることで、他のFoundry製品でもmPathをプラグインできるようにする大きな計画が進行中とのことです。

 

 

Modo 15シリーズの最初のリリースとなる15.0は、デザインとコンテンツ制作の未来を定義する新しいワークフローのパラダイムを導入しています。
MeshFusionはパフォーマンスの向上、ユーザーエクスペリエンスの改善、技術的な障害の軽減のために、ゼロから再構築されました。また、MeshFusionには、このパワフルなツールセットをさらに強化するテクノロジー・アップデートが施されています。
リグ・クレイ、コマンド・リージョン、フォーム・プリセットが更新され、Modoのユーザー・カスタマイゼーションへのコミットメントであるメショプに対応しました。また、mPathにQuickCamが追加され、より速いイテレーションが可能になりました。

モデリングとアニメーションに追加された機能と強化された機能により、15シリーズは素晴らしい作品になることでしょう。

 

ダイレクトモデリング

Modoは優れたモデリングワークフローを定義しました。リリースされるたびにパワーと柔軟性が増しています。ユーザーは、状況に応じた膨大な数のツールを使って、素早くジオメトリを作成、操作することができます。

15シリーズではアンサブディビ、面取り編集の強化、オーバーラップするブーリアンアイランドのサポートなどが新たに追加されています。また、オフセットカーブではより多くのカーブタイプがサポートされており、ダイレクトモデリングツールセットへのこだわりが感じられます。

 

プロシージャルモデリング

ダイレクトモデリングツールを追加・改良した場合、その変更はプロシージャルツールセットにも適用されます。これにより、どのモデリング段階でも編集可能な強力なモデリングツール群が生まれました。

15シリーズでは、ループスライスとアンサブディビのサポートが追加されました。メッシュフュージョンのワークフローが全面的に見直され、使いやすさが向上しました。また、正確なエッジの重み付けや低解像度のメッシュにも対応し、クリエイティブな作業がさらに可能になりました。

 

レンダリング & シェーディング

Modoはパワフルなプレビューレンダリングウィンドウで有名ですが、mPath interactiveはこの機能を新しい物理ベースのパストレースレンダラに追加するための最初のステップです。

15.0ではこの画期的なレンダラーのために、ユーザーは即座にインコンテクストのフィードバックを得ることができますが、一方で、スピーディなインタラクティブ・モードの機能をさらに拡張していきます。

 

アニメーションとリギング

リギングとアニメーションは、しばしば独立した機能のセットとして扱われます。しかしModoではこれらのツールをより包括的に扱い、アセットの作成、デザインの反復、コミュニケーションでの使用を重視しています。

リグ・クレイはユーザー定義のジェスチャー・コントロールを可能にし、メッシュオペレータのコントロールにも対応しました。また、コマンド・リージョンの使用と管理が容易になり、ビューポート・インタラクションに基づいて環境を整えることができるようになりました。

 

パフォーマンスと継続性

Modoがリリースされるたびに、パフォーマンスの向上が機能として扱われます。しかし、3Dアプリケーションでは、それはアプリケーションの異なる領域で異なることを意味します。

15.0では、Python 3とQT5のサポートが追加され、UIとスクリプトのパフォーマンスが改善されました。さらに、MeshFusion Workflowのオーバーホールでは、ワークフローとデザインの観点からパフォーマンスを改善し、MeshFusionを使いやすくしました。

 

ビューポート

多くの3Dアプリケーションのビューポートは、最初はクイックプレビューレンダラーとして始まりました。しかしModoは、ビューポートの役割を、機能的でカスタマイズ可能なオーサリング環境へと進化させました。コマンド・リージョンとリグ・クレイの強化は、この取り組みをさらに強化するものです。

アドバンストビューポートに被写界深度が追加されたことで、ユーザーはフルレンダリングを起動することなく、カメラの設定をインタラクティブに調整することができます。また、新しいMeshFusionワークフローは、ビューポートを中心としたワークフローを重視しており、コンテンツ制作の未来についてのModoのビジョンの舞台となっています。

 

ワークフローとユーザーエクスペリエンス

Modoの機能は、常にワークフローとユーザーエクスペリエンスを最優先して設計されています。Modo 15.0は、この重要性を引き継いで、多くの考え抜かれたUIの改良を行っています。

強化されたブーリアン機能、拡張されたプリセット機能、そして新しいMeshFusionワークフローは、モデリングワークフローの未来を定義する基礎となる、全く新しいインタラクションパラダイムを導入します。

 


メジャーバージョン最初のリリースはいつも大きな機能追加はありませんでしたが、内部的な変更が多いせいか10.0以降で最も寂しいアップデート内容ですね。

個人的に便利そうだと思うのは、プロシージャル版のスムーズウェイトの追加。Grow Weightの方式オプション追加。サブディビジョンレベルを0に設定できるようになったこと。使用頻度は低いですが、アンサブディビは昔なら有料プラグインだったような機能です。プロシージャルループスライスとコマンド範囲は順当な機能追加で便利そうです。

また、日本語版はバージョンが15.0 V2となっていて、IMEが自動的にOFFになるようです。例えばアイテム名を日本語で入力した場合に、ビューポートでショートカットキーを押したとき日本語が入力されることがなくなったようです。
ちょっとしたテスト用にファイルを作るとき、ファイル名に日本語使うことがあるので、この改善は便利ですね。

ビューポートの被写界深度は20年前にLightWaveで使ったテクニックとのことで、ゲームで使用されているポストエフェクトの被写界深度に比べて品質が低く、GLプレビューにも対応してないためLWの時と同様に使わなそうです。

製品ページのMeshFusion押しが凄いですが、サブディビジョンなしのブーリアン対応は13で追加された機能が作り直されたのでしょうか。使わないので便利になってるのかいまいちわからないですが、MeshFusionは靴のソールのモデリング等で使われてるらしいです。

バグフィックス中心で機能追加の少なかった10.0、からのプロシージャルモデリング追加した10.1くらいの大きな機能追加して欲しいですね。

Tips

modoの頂点カラーでリプリケータを制御

Foundryのフォーラムでウェイトマップを使用してリプリケータを制御できないのか?というスレッドを見かけたのでまねてみました。

https://community.foundry.com/discuss/post/1215164

 

現在modoではParticle Sieve Modifierだけウェイトマップを読み取ることができますが、残念ながらParticle Sieve Modifierはリプリケータを消すことしかできません。また、Weight Map Falloffパーティクル モディファイヤで動作しないようです。


そこでウェイトマップの代わりに、頂点カラーとParticle Expression Modifierを使用する方法が提案されていました。

Particle Expression Modifierを使うと、CR、CG、CBという変数を使用してRGBマップから値を読み取ることができます。頂点カラーツールを使用してリプリケータのトランスフォームを編集することができます。

サンプルファイル

 

スケマティックではRGBそれぞれParticle Expression Modifierをわけてますが、エクスプレッションはサンプルが少ないので、どう式を書けばいいのかよくわからないです。
単純な計算A+B程度なら問題ないですが、1つのノード内でCR、CG、CB全部の計算結果を出力できるのか?とか、記述をミスった場合に何が問題なのかフィードバックがないので使うのが難しいです。

とりあえず、Particle Expression Modifierノードを使うと他のパーティクル モディファイヤでアクセスできないチャンネルを読み取ることができるようです。

 

関連

今回はParticle Expression Modifierの使い方みたいな記事でしたが、単純にリプリケータを個別に編集したい場合はパーティクルペイントツールパーティクルマップを使用すると頂点単位でリプリケータを編集することができて便利です。

modo 14.2からプロシージャルウェイトマップが強化されたので、今後ウェイトマップとパーティクルモディファイヤが連携できると、アニメーション用途で面白い使い方ができそうですね。

CG News

Modo Nerdistry: Shading Nerd Kit

modoのシェーダーツリーを便利にする「Modo Nerdistry: Shading Nerd Kit」キットがリリースされました。プリセットブラウザ用のサムネイルやアイコンのセットのようです。価格は£8。

プリセットブラウザ用のサムネイル作ってる人を定期的に見かけますね。modo標準でもスケマティックビューから開くプリセットブラウザには、完全では無いもののテクスチャやシェーダーのサムネイルやアイコンが入ってます。シェーダーツリーのレイヤー追加ボタンを、プリセットブラウザ開くように変更して欲しいですね。

https://gumroad.com/l/ShadingNerd

概要

Shading Nerd Kit (v_1.0.0) for Modoは、スクリプト、パイメニュー、約200の新しいサムネイルとアイコンのセットで、プリセットブラウザとシェーダツリーの両方に対応しています。これらすべてのものは、modoでのシェーディングワークフローをより簡単に、より速く、より良いものにするために作成されました。

 

主な機能

  • ほぼ全てのmodoプロシージャルテクスチャとマテリアルの160以上の新しいサムネイルを持つシェーダツリー用の新しいカスタムプリセットブラウザは、modoのプロシージャルテクスチャ機能をより良く発見することを可能にします。
  • シェーダツリーにレイヤーを追加し、そのエフェクトを変更するためのシステムを強化(スクリプトとパイメニューのミックス) - 少ないクリック数でワークフローをより効率的に。
  • 再設計されたシェーダアイテムアイコンと追加のテクスチャタイプアイコンにより、区別がしやすくなり、名前を見なくてもすぐに見つけられるようになりました。
  • 新しく作成されたModoマテリアルのデフォルトマテリアルタイプをプリンシパルに設定するオプションを追加。

 

Modo互換性

  • Modo 15.0 - 意図した通りに動作します。
  • Modo 14.x - 意図した通りに動作します。
  • Modo 13.x - 意図した通りに動作します。
  • Modo 12.x - 意図した通りに動作します。
  •  Modo 11.x (最初のリリースから2週間後に最初の修正で対処される非常にマイナーな問題が1つあります)
  • Modo 90xは追加アイテムのプリセットブラウザがこのバージョンではないので、非常に限られた方法でサポートされています。
    良いもののほとんどは利用できないことに注意してください。

今後予定されている機能

2021年3月末に予定されている次のアップデート(v_1.1.0)でさらに多くの機能が追加される予定です。
modoでのシェーディングワークフローをさらに強化するために、皆様のフィードバックやmodoワークフローのストーリーをお聞かせいただければ幸いです。

計画されている機能としては、NPRキットやVRAY、その他のマテリアルベースのワークフローにもアイコンやサムネイル、ワークフローを追加していきたいと考えています。

あなたがいくつかの特定のワークフローを持っていて、いくつかのカスタム設計されたスクリプトやワークフローを見たい場合は、私に連絡してください。人々の生活を最適化し、楽にすることが私の情熱であり使命です。

Tips

modoでおきあがりこぼし

mdooのダイナミクスでおきあがりこぼしの作り方について書いてみます。ダイナミクスの特長を使った小ネタです。

サンプルファイル

mdooのリジッドボディ ダイナミクス(Bullet Dynamics)は、アイテムのセンターを中心に回転します。この特長を利用してセンターをアイテム底に配置すると、アイテムをおきあがりこぼしのように倒れにくくすることができます。

倒れないドミノも作れます。


特に使い道のあるTipsではありませんが、もしかするとモーショングラフィックで役立つかもしれません。

 

参考

Tips

modoでプロシージャルなドミノ倒し

modoでプロシージャルなドミノ倒しの作り方について書いてみます。

 

ダイナミクスのチュートリアルでよく見かけるドミノ倒しですが、1個ずつドミノを並べるのは面倒です。カーブを使用してドミノを配置すると、カーブを編集するだけで手軽に並べ替えができるようになって便利です。

サンプルファイル

 

スケマティックはこんな感じです。

大まかな流れとしてカーブからパーティクルを発生させます。ドミノにはコリジョンを設定したいので、Dynamic Replicatorを使用してドミノ通しが衝突するように設定しています。

このとき問題になるのが、ドミノをカーブに沿って配置する方法です。modoにはCurve Particle Generatorというカーブに沿ってアイテムを配置する便利なノードがあります。

残念なことにCurve Particle Generatorを元にパーティクルを発生させても、回転した状態でパーティクルを発生させることができません。下の画像のような方法ではカーブに沿わせることができない。

この問題を回避するためにCurves to ArrayとArray Element By Indexを使用します。
ドミノのスケマティックではParticle Generatorを使用してX方向にパーティクルを生成します。Curves to Arrayでカーブの挑戦数を設定して、Array Element By Indexを使って頂点の「位置」と「回転」をParticle Operatorに出力します。

「回転」はそのままParticle Operatorに繋ぐことができますが、「位置」はMatrix Vectorを使ってマトリクスからベクターチャンネルに変換してからParticle Operatorに接続します。

こうすることでカーブに沿ったパーティクルを発生させることができるようになり、手続き的にドミノを配置することができます。

 

Replicatorをフリーズしてダイナミクス適用する方法もありますが、今回はパーティクルを使用する方法を紹介してみました。ちょっと複雑ですが、パーティクルに回転を渡したい場合、Arrayを使うといいようです。
modoには様々なノードがありますが、似た役割のノードでも読み取れる情報に差があるため無駄に複雑に感じることがあります。似た機能のノードは全て同じ情報にアクセスできるように機能を統一して欲しいですね。

 

参考

今回のカーブに沿って回転したパーティクルの発生方法は、Warrenさんが公開していたファイルを参考にしています。
https://community.foundry.com/discuss/post/1214020

CG News

HDR Light Studio Xenon Drop 2

インタラクティブなHDRIマップの作成や編集をおこなうスタンドアロンのソフト「HDR Light Studio」のXenon Drop 2がリリースされました。ディフューザーのように光を拡散するフィルタ機能が追加されたようです。

https://www.lightmap.co.uk/
http://help.lightmap.co.uk/hdrlightstudio5/releasenotes_hdrlightstudio_xenon2.html

 

新機能

フィルター

HDR Light Studioに追加された最初のフィルターは「拡散」です。これは、トレーシングペーパーや布などの素材を通して光の拡散を模倣したぼかし効果です。光を拡散させ、柔らかくします。

ディフュージョンの主な機能
  • リアルタイム - 瞬時のフィードバックで設定を変更
  • 省エネ - HDRIマップの光量を維持します。
  • HDRIマップの球形オプション
  • エリアライト用平面オプション
  • 特定の領域に拡散を適用するためにマスキングと一緒に使用します。
  • コンポジットライトコンテンツでのみ利用可能

球状拡散

ディフューザーパネルを使ったポートレートライティング

ディフュージョンを使ったジュエリー照明

 

ライトルックス

照明のプロセスは創造性と実験性を重視しています。ライティングの決定事項は非常に多く、さまざまなアプローチを試すことができます。Light Looksを使用すると、1つのHDR Light Studioプロジェクトで複数の照明デザインを簡単に保存、比較、複製、編集できるようになり、クリエイティブな照明プロセスをサポートします。

新しいライト ルック機能を使用すると次のことが可能になります。

 

異なる照明の外観を試してみてください

言うまでもありませんが、ライト ルックを使用して同じショットに対して明確に異なる照明のムードやスタイルを作成できます。これらはすべて同じHDR Light Studioプロジェクトに保存されます。そのため、あなたやクライアントがお気に入りのルックを選択すると、それを選択して最終的なレンダリングを作成したり、必要に応じて照明にさらに微調整を加えたりすることが簡単にできます。

さまざまな照明デザインを試す

 

ライティングの反復を保存する

ライティングプロセス中に、作業中のルックを複製してライティングプロセスを続けます。ライトルックを使ってライティングプロセスの履歴を作成することで、以前のバージョンを簡単に比較し、ライティングが改善されたかどうかを判断することができます。

照明デザインの反復を保存します。

カメラごとのライトルック
1つのHDR Light Studioプロジェクトで、カメラビューごとにライティングデザインを設定できるようになりました。そのため、各照明デザインのためにホスト 3D ソフトウェアに複数のシーン ファイルを保存する必要がなくなりました。

カメラごとにライトルックを作成します。

 

子ルックを使用して、共通のベース

照明にする商品があると想像してみてください。ライティングの基礎となるベースルックを設定します。次に、各カラーウェイの照明を補強するための子ルックを作成します。子ルックをアクティブにすると、「ツリー階層」の上位にあるすべての照明が1 つの大きなライトリストのようにまとめて追加されます。

カラーウェイごとにルックを調整

 

Tips

modoのパーティクルオペレータ タイプ

modoのパーティクルオペレータ タイプについて書いてみます。

パーティクルを制御するパーティクルオペレータには「タイプ」というチャンネルがあります。タイプには「適用」「統合」「新規」「トリガー」の4種類があり、タイプによってパーティクルオペレータの適用方法が変わります。

 

まずは比較のためにパーティクルオペレータを使用していない状態のパーティクルシミュレーションです。平面の頂点からパーティクルが発生し続けます。変化がわかりやすいようにパーティクルは発生位置にとどまるようにしました。

 

 

適用

「適用」は毎フレーム値を設定します。

このスケマティックでは「位置 Y」に 2m、「回転 Z」に45°の値を設定してます。

 

 

統合

「統合」は毎フレーム値を加算します。

このスケマティックでは「位置 Y」に 2m、「回転 Z」に45°の値を設定してます。毎フレーム値が加算されるため、パーティクルはY軸方向に移動します。
回転が加算されないのはよくわからないです。「サイズ」「速度」は加算されるので行列チャンネルは非対応なのかな?

 

新規

「 新規」はパーティクル発生時に1度だけ値を設定します。

このスケマティックでは「位置 Y」に 2m、「回転 Z」にTimeノードを使用して毎フレーム異なる値を設定してます。

 

トリガー

「トリガー」はトリガーチャンネルがTrueになったフレームで値を設定します。

このスケマティックでは「位置 Y」に 2m、「回転 Z」にに45°の値を設定してます。
トリガーチャンネルにキーフレームを設定したチャンネルを接続して、1秒間隔でTrueを設定してます。

 

 

オペレーターの接続順

Particle SimulationのOperatorは接続された順番で計算します。

例えば画像のようにSource Emitter、Particle Operatorの順番で接続した場合、Source Emitterが先に計算されるため、平面の頂点位置にパーティクルが発生し、次のフレームでParticle Operatorの「位置」と「回転」が計算されるため一瞬だけ平面上にパーティクルが発生してるのがわかります。

Particle Operatorの順番は重要で「新規」を使用する場合は、エミッターよりも先にParticle Operatorを接続していないとパーティクル特性が動かないように見えます。

 

パーティクルオペレータ タイプの「新規」を使用すると、螺旋のように少しずつ角度の違うパーティクルを発生させることができて便利です。

サンプルファイル