ポストプロセスでレンダリングした画像を修正するために、Shading Normalの使い方を解説したムービーです。
Composite
Cryptomatte for AfterEffects
CryptomatteのAfterEffects用プラグインが公開されてるようです。現在はBeta4。プラグインの開発者はProEXRを公開してた方っぽいです。
軽く動かして見ましたが.exr形式なのでAEのパフォーマンスが気になりますね。
https://github.com/Psyop/Cryptomatte
Foundryが新しいクラウドベースのVFXプラットフォーム 「Athera」発表
Webブラウザ経由で Nukeファミリ、Katana、Modo、Mari、Cara VR、V-Ray、Houdini、BlenderなどのVFXツールにアクセスできるサービス「Project Elara」が「Athera」という名称になったようです。GPU、ネットワーク、ストレージ機能などクラウドサービスプロバイダに Google Cloud Platform を使用するみたい。4月26日からAtheraのトライアルをリクエストすることが可能。
https://www.foundry.com/news-awards/athera-announcement
Webブラウザ経由でVFX向けという挑戦的なサービスですが、対象は大きなスタジオではなく、フリーランサーやインディーズを目指しているらしい。ライブ撮影中の作業や、クライアントのオフィスでの作業を想定してるみたいです。
http://www.cgchannel.com/2018/04/foundry-unveils-athera-its-new-cloud-based-vfx-platform/
ベータプログラムにはさまざまな規模の企業が含まれていますが、主にフリーランサーや小規模なスタジオをターゲットにしています。
そのようなアーティストにとって Athera の主な利点の1つは、ビジネスを運営するために高価なハードウェアを購入または維持する必要がないことです。すべてがクラウドで実行され、ディスプレイだけがユーザーにストリーミングされます。
Atheraは現代のほとんどのブロードバンド接続でうまく動作するはずです。Netflixを4Kでストリーミングできる環境、データセンターとの距離が近ければ接続速度は十分に速くなります。
Atheraはアメリカ西海岸、 西ヨーロッパ、東海岸、おそらく東ヨーロッパ、南アメリカ、オーストラリアに続くデータセンターで利用できるようになります。
Foundryは最初は単一の「資格」を提供することを明らかにした。1人のユーザーに仮想のワークステーションと、その上で実行されるソフトへ最大300時間のアクセスが与えられ、レンダリングはノード単位で課金されます。
Atheraを通じて入手可能なソフトウェアには、Foundry製品 Nukeファミリー、Modo、Mari、Katana、Houdini、V-Ray、Blenderが含まれます。ショットガンのサポートは発売直後に行われますが、Mayaや3ds Maxの予定がありません。
Mazerolle氏によると、Foundryは開発中にAutodeskと少し作業しましたが、最終的にはベータを続けることを拒否しました。「ベータユーザーからAutodesk製品、特にMayaに多くの欲求があった」と同氏は述べた。しかし、Autodeskは私たちが望んでいたほど熱心ではなかった。
DaVinci Resolve 15
DaVinci Resolve 15がリリースされました。なんとコンポジットソフトのFusionが統合されているようです。
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/
編集、カラーコレクション、オーディオポストプロダクション、ビジュアルエフェクトの革新的なツールを、ひとつのアプリケーションに統合!
DaVinci Resolve 15は、プロフェッショナルなオフラインおよびオンライン編集、カラーコレクション、オーディオポストプロダクション、ビジュアルエフェクト機能を統合した、世界初のソリューションです。DaVinci Resolve 15は極めて柔軟性が高く、必要に応じて様々なツールセットを簡単に使い分けられるので、個人アーティストはクリエイティビティを無制限に発揮できます。
新機能!
Fusionのビジュアルエフェクトおよびモーショングラフィックの完全な統合、Fairlightオーディオの驚異的な新ツール、処理速度や品質に焦点を当てた100種類近くの機能強化!
DaVinci Resolve 15は、Fusionのビジュアルエフェクトおよびモーショングラフィックを完全に統合しました!新しいFusionページは完全な3Dワークスペースを提供。ベクトルペイント、キーイング、ロトスコーピング、テキストアニメーション、トラッキング、スタビライゼーション、パーティクルなどの作業用に250種類以上のツールを搭載しています。
After Effects CC 2018.1
After Effects CC 2018 年 4 月リリース(バージョン 15.1)がリリースされました。
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/whats-new.html
新機能
- マスタープロパティ
- 高度なパペットツール
- Adobe イマーシブ環境
- 強化された VR 平面から球体
- エッセンシャルグラフィックスパネルの強化
- プロパティリンクピックウイップ
- モーショングラフィックステンプレートをプロジェクトとして開く
- データ駆動型アニメーションの強化
- ビデオリミッター
- カラー補正とカラーマネジメントの強化
- パフォーマンスの向上(強化された GPU メモリの使用、グレインエフェクトの CPU パフォーマンスの強化)
- ビデオおよびオーディオ形式のサポートの更新(Camera Raw 形式のサポートの強化、ハードウェアで高速化された H.264 デコード、BMP、GIF およびアニメーション GIF 形式のインポーター、MPEG-1 オーディオレイヤー II 形式のサポート)
- チームプロジェクトの強化
- ファイルが見つからないことを示すダイアログボックスの集約
- 環境に無いフォントダイアログボックスの無効化
- 複数のフッテージアイテムに対するプロキシの無効化
- プロジェクトパネルでコピーし、選択したフォルダーにペースト
- プロパティの参照テキストレイヤー
- アンカーポイントを新しいシェイプレイヤーの中央に配置
- 「テキストからシェイプを作成」または「テキストからマスクを作成」で、選択したレイヤーの上にレイヤーを作成
- 比較(暗)、比較(明)、ソフトライト描画モードの更新
- レイヤーメニューコマンドの集約
FakeAppのチュートリアル
FakeAppのチュートリアルを見かけたのでメモっておきます。有名人のフェイクポルノが話題になっていましたが、手軽に作れるって凄いですね。https://www.alanzucconi.com/2018/03/14/a-practical-tutorial-for-fakeapp/
Filmic Tonemapping
Foundryフォーラムで話題が再燃してたので、Filmic トーンマッピングについてメモしときます。
https://community.foundry.com/discuss/topic/129634/opencolorio-we-need-filmic-modo
https://community.foundry.com/discuss/topic/138289/the-secret-ingredient-to-photorealism-video-link-modo-rendering-workflow
Filmic トーンマッピングはコダック反応曲線の近似値として作成されたもので、ゲームを映画風の見た目にするよう開発されたトーンマッピングでした。Filmic トーンマッピングはGrand Theft Auto VやUnchartedシリーズで使用されてるようです。
http://duikerresearch.com/2015/09/filmic-tonemapping-ea-2006/
http://filmicworlds.com/blog/filmic-tonemapping-with-piecewise-power-curves/
プリレンダリングでは2017年1月頃、BlenderにFilmic トーンマッピングが追加されて話題になりました。
以前のmodoはトーンマッピングで明るい部分が飽和しやすいという問題がありました。901からはVrayで使用されているトーンマッピングタイプ Reinhart Luminance と Reinhart RGBを選択できるようになりました。デフォルトでは「トーンマッピング量」が0%なので、トーンマッピングしたい場合には自分で値を設定する必要があります。
トーンマッピングのアルゴリズムは色々あるみたいですが、それぞれメリット/デメリットがあるようです。
プリレンダリング用途では3Dソフトのトーンマッピング機能を使用するよりも、コンポジットソフトを使用して調節した方が自由度が高いです。.exrのような浮動小数点形式で出力する場合は、3Dソフトのカラーマネジメントは使用せずリニアなカラースペースとして出力されるのはそんな理由からなのかもしれません。
The Ultimate Guide to Tonemapping
CLARISSE 3.6 リリース
CLARISSE 3.6 がリリースされました。アウトラインレンダリングが搭載されたようです。アーノルドもラインレンダリングを搭載予定のようですし、LWもセルシェーディング強化してます。もしかしてNPRブーム来てる?
https://www.isotropix.com/news/newsletter/clarisse-3.6-is-out
3.6の新機能
- 新しいシャドーキャッチャー
- 新しいアウトラインレンダリング
- 新しいシェーディング変数
- 新しいAlembicバンドル
- 新しいウォーターマークフリーのPLE
法線や深度を使ったシェーダーベースのラインみたいですね。
NukeのFaceTrackerベータ版リリース
実写の映像をオブジェクトメッシュでトラッキングするシステムのフェイシャル版です。顔の傷や汚れから色々活用出来そうですね。アニメ系のキャラに応用したらどうなるんだろう。
https://www.keentools.io
HitFilm Pro 6.0 リリース
HitFilm Pro 6.0 がリリースされました。HitFilmはAfterEffectsのクローンっぽいソフトで、レイヤーベースのコンポジットのほかに簡易的なカット編集機能が統合されているのが特長です。
GPUベースのエフェクトも数が多くAfterEffectsの標準エフェクトに酷似しています。サードパーティ製のプラグインを考えるとAfterEffectsの方が表現力が高いですが、価格も手ごろで一通りの機能がそろっているので、個人制作等にはいい選択かもしれません。
https://hitfilm.com/hitfilm-pro/whats-new/
Crossphere Bokeh
After Effects用の被写界深度プラグイン。2017年11月21日まで30%OFFの特別価格$ 69.99→$ 48.99になっています。
LensCareよりパラメータが絞られていて手軽な感じです。CG用途の場合にResolutionを高く設定するとLensCareに比べて速度的な優位性は感じられませんが、全体的にお手軽な感じがして気になりました。絵的なところは好みの差な感じですが、ハイライトのスレッショルドとスレッショルドソフトネスくらいは欲しいかな。
RED GIANT UNIVERSE 2.2 リリース
Univers はRED社のAfterEffects用のプラグインです。GPUを使用した高速なエフェクトが特長。
基本的なエフェクトは無料で使えて、高度なエフェクトは年間契約が必要。年契約なので継続的に新しいエフェクトが追加されるのですが、VHSエフェクトがVHSノイズやVHSスタイルのテキスト、タイムコードと機能アイコンがそれっぽくて面白い。
OLMDigital 新しいAEプラグイン配布開始
新しいAEプラグインが公開されています。ピクセルの処理に少し癖がありますが、高速化の工夫が見えて面白いです。1フレームのマルチスレッドで動作にも対応しているみたい。
http://olm.co.jp/rd/technology/tools/
OLM Blur: After Effects CS5~CC2017 (Windows)
OLM Radial Blur: After Effects CS5~CC2017 (Windows)
OLM Directional Blur: After Effects CS5~CC2017 (Windows)
nuke2fusion
NukeからFusion への移行を容易にするためのツールらしい。
ホットキー、画面レイアウト、ノード表示。
Cryptomatte
Cryptomatte試してるけど面白い。とりあえずMayaのArnold使ってる。
CryptomatteはPsyopsが作成したツールで、モーションブラー/透明度/被写界深度をサポートしたIDマットを自動的に作成できる。DeepDataのような特長を持ってるけどはるかに高速で軽量というもの。
サンプル見てる感じ、透明なオブジェクトでもアンチエイリアスの問題も無くマットを直接選択出来てる気がする。
最近だとClarisse 3.5が対応してて、V-RayやRenderManも出力に対応する予定がある。
https://www.fxguide.com/featured/fmx-highlights-away-from-the-main-stage/