Diary

CG News

Maya用glTF2.0エクスポータ

Maya用のglTFエクスポータが公開されたようです。
https://kashika.co.jp/product/gltfexporter/

 

概要

簡単にglTF2.0形式のファイルをエクスクポートできます。これはglTF 2.0ファイルをエクスポートする最も簡単なMayaネイティブプラグインです。オープンソースで無料です。

Tips

modoで紙吹雪を作る方法

modoのソフトボディを使用した紙吹雪の作り方について書いてみます。
紙吹雪や花びらが降る表現はよく見かけます。作り方としてよくあるのは板ポリに回転するアニメーションを設定して、その板ポリをパーティクルに割り当てる方法です。modoでもパーティクルとリプリケータを使えば同じことができますし、After EffectsのParticularが使われてるのもよく見かけます。

パーティクルを使用した方法は手軽ですが、ソフトボディを使用すると落下方向とポリゴンの面の傾きで動きに変化がでて、パーティクルにはないリアルな動きを表現できます。

紙吹雪のモデリング

板ポリをランダムに配置するだけです。方法はいろいろあると思いますが、modo 12で改良されてたジッターツールのリジッドモードが便利なので使ってみました。

  1. 平面ポリゴンを作成します。
  2. 平面分割(Shift+D)を4回実行。
  3. ポリゴンを選択して、ベベルを「グループ化」OFFで実行。面ごとにベベルします。
  4. 選択中のポリゴンを非表示(H)。
  5. ベベルで生成されたポリゴンを削除。
  6. ポリゴンを表示(U)。
  7. 移動ツール(W)をアクティブにして、ポリゴンを複製(Ctrl+Shift+ドラッグ)。
  8. ジッターツールの「リジッド回転」「リジッド移動」をそれぞれ実行してポリゴンをバラバラに配置します。

花びらや葉っぱのようにテクスチャを使う場合は、平面を配列ルールで複製した方がUVを維持できていいと思います。

 

ソフトボディの設定

紙吹雪のソフトボディはローカル密度を0.005と小さな値を設定して、紙のような軽さが出るように設定してます。「リニア減衰」に大きな値を設定しているのはゆっくり落ちるようにするためです。このあたりの設定はシーンの大きさやフォースの設定なんかで適当に設定してます。

  1. 平面ポリゴンを作成します(地面用)。
  2. 平面ポリゴンに「スタティックリジッドボディ」を適用。
  3. 紙吹雪用のメッシュに「ソフトボディ」を適用。
  4. ダイナミクスのプロパティで「密度」を0.005、「リニア減衰」を10%に設定します。
  5. Turbulence Force を追加し「強さ」を0.03%に設定します。トランスフォームの「スケール」を40%に設定し、位置にキーを追加してテクスチャロケータが移動し続けるように設定します。
  6. Vortex Force を追加し「強さ」を0.01%に設定します。このあたりのフォースの設定は好みにいじった方がいいと思います。
  7. Turbulence Force と Vortex Force にLinear Falloffを追加し、「長さ」を2mに設定します。
  8. シミュレーションを実行すると紙吹雪っぽい動きになると思います。平面に落ちたときプルプル動くのは止められなかった。

これだけでも簡単に紙吹雪っぽい動きになりましたが、パーティクルを使用したときとあまり変わらない感じがするかもしれません。そこでLiftのパラメータを設定します。Lift は空気抵抗で紙が上昇するような動きが加わって、ヒラヒラ舞う感じになります。
このパラメータはチャンネルビューポートにのみ表示されるパラメータです。余談ですがダイナミクス系のパラメータの頭に付く re は Recoil の略称かな?

 

Lift

Liftの値を変えて変化を見てみました。フォースはなしで重力のみの設定です。「密度」「リニア減衰」の値によっても動きが変わるので、ザックリとした参考だと思ってください。

Lift 0

 

Lift 0.01

 

Lift 0.1

 

Lift 1.0

 

最終的に「reLift」を 1 にして、Liftの効果が出やすくするために「リニア減衰」をデフォルトの4%に変更しました。

 

紙の裏側は、折り紙のように白色になるように設定してます。

質感は Variation Texture と Gradientを使用しています。Variation Texture の変化ソースを「メッシュパート」にすると、連続ポリゴン単位で色を変えることができます。ポリゴン背面の色はグラディエントの入力パラメータを「背面」に設定し、ブレンドモードを「スクリーン」にして白くなるようにしています。


ソフトボディでもパーティクルと同じくらい簡単に紙吹雪が作れるんじゃないかと思います。

ちなみにソフトボディを使用する場合は、solverの「シーンスケール」の値は変えない方がよいです。仕様なのかどうかわかりませんが「圧力」が反応しなくなったり、パラメータの動きが変になるような気がします。実物のサイズでソフトボディが上手く動作しないときは、シーン全体を大きくしてから計算する上手くいくかも知れません。

 

ソフトボディを使用した紙吹雪の表現は、LightWaveのプラグインMotionDesignerが別売だったときのチュートリアルに書かれてました。今でもドキュメントに載ってたりするのかな?

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modoのプラグイン集「Dara」がオープンソース化

modoのプラグイン集「Dara」がオープンソース化されたようです。$399で販売されていた物ですが、アップデートが滞った状態だったみたいです。
https://gumroad.com/mechanicalcolor

リポジトリ
https://github.com/9bstudios

 

Ignition

10個のカースタータープリセットモデル。

 

Tagger

CADインポートなどの大規模なデータで、マテリアル、パーツ、選択セットの管理に役立つプラグイン。

 

Zen

ワークフローをより速く、よりすばらしいものにするためのツールバーとレイアウトのコレクション。

 

Passify

パス管理を簡単にします。QuickFloor、Ultralight、Toggler、Managerといった複数のプラグイン。

 

Cropper

クロップレンダリングツール。

 

Kelvin

スタジオレンダリングのためのリグとプリセットのコレクション。

 

Neat Freak

アイテムリストとシェーダツリーをクリーンアップするユーティリティ。

 

Render Monkey 2

簡単なレンダリング管理ツール。プログレッシブレンダリング、バッチレンダリング、任意のフレームレンジのレンダリング、パスグループに対応。

 

Metermade

ワンクリックでライブアップデートする寸法ツール。

 

Snap

バックアップを簡単に保存するシンプルなプラグイン。

 

Flipper

簡単な多軸シンメトリープラグイン。

 

Wheely

簡単に放射状シンメトリーをモデリングするためのプラグイン。

 

Bling

ワンクリックメニューで「matcap」シェーダを追加/削除するためのプラグインです。

 

Life Saver

Configsのバックアップ。

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MODO用パーティクルオペレータアセンブリ「グリッド キット」

グリッド状にパーティクルを移動させるアセンブリが発売されたようです。価格は€8。https://gumroad.com/l/TheGrid

恐らくmodo標準機能で構築されたアセンブリだと思います。X-Particlesのデモ見て作ってみようとしてたので頑張れば作れると思いますが、買った方が手軽かも知れません。

 

概要

グリッドキットは、modoパーティクルを使用してグリッド/迷路のような構造を作成するためのツールであり、パーティクルの動きから作成されたカーブで簡単に作業できます。「どうやって作るのか」を考え技術的に闘うよりも、創造する時間を費やして楽しく過ごすことができます。
 

 

 


 

 

 

Tips

modoのパーティクル速度を使用して回転する方法

パーティクルの速度に応じて回転する方法について書いてみます。パーティクルオペレータの使い方の応用的な内容で、「速度」に応じて回転する風車のような表現ができるようになります。

Vortex Force を使用した単純な構成の画像です。移動速度に応じて回転数が上がります。
スケマティックはこんな感じ。

パーティクルオペレーターに「速度」と「回転」を追加します。「速度」を「回転」にリンクしたいところですが、「速度」と「回転」はチャンネルタイプが異なるので、Matrix From Euler を使用して「速度」をマトリクスチャンネルにしてから「回転」にリンクします。「速度」そのままだと回転の値が小さいので乗算ノードで30倍にします。

 

Wind ForceにLinear Falloffを設定して回転を制御してみた。

速度をそのまま回転に使用しているので、フォールオフの影響範囲に入った円柱の角度がジャンプしてしまいました。こういう使い方の場合は他の特性と組み合わせた方がいいかもしれません。

Wind Forceでは「強さ」を 1 、「速度」を 20 にしてパーティクルが移動しないように設定しています。Linear Falloffの影響範囲にあるぉパーティクルに速度が追加されることで回転させています。

サーフェースエミッターは1フレームで欲しいだけのパーティクルを発生できないので「放射レート」にキーを設定して、必要なパーティクル数になったら「放射レート」を0にしています。また「初期速度」「速度の広がり」を0にしてパーティクルが移動しないように設定しています。

 

矢印をパーティクルの進行方向を向け、速度に応じてスピンするような回転を設定してみた。

進行方向に回転する処理は、パーティクルオペレータの「前の位置」「位置」を Matrix Construct ノードを使用してベクトルチャンネルを位置のマトリクスに変換します。次ぎに Matrix Construct の出力を Direction Constraint の「起点」と「終点」にリンクします。これで「回転出力」を「回転」にリンクすればパーティクルの進行方向に合わせて Replicator が回転するのですが、今回は「速度」を回転に加えたいので、Direction Constraint の「回転出力」をMatrix To Euler の「ワールド回転」にリンクします。

パーティクルオペレータの「速度」を乗算ノードで適当に50倍にして、 Matrix To Euler の値と加算した値を Matrix From Euler でマトリクスに変換。Matrix From Euler の「ワールド回転」をパーティクルオペレータの「回転」にリンクすれば完成です。今回はZ軸方向に回転したかったので速度Zしか使用していませんが、XYZの3軸で好きに回転できると思います。

 

紙吹雪や花びらを回転する場合でも速度を使用すると移動量に合わせた回転になるので、「寿命」を使って回転するより少しリアルな感じが出せるようになる気がします。

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V-Ray Next for 3ds Max リリース

V-Ray Nextがリリースされたようです。
https://www.chaosgroup.com/vray/3ds-max/

  • レンダリング全体のパフォーマンスを最大25%向上
  • 新しい適応ドームライトは最大7倍高速で、窓や開口部に天窓の入り口を設置する必要がありません。
  • V-Rayフィジカルカメラには簡略化されたUIに加えて、自動露出とホワイトバランスが追加されています。
  • 新しいGPUレンダリングアーキテクチャ、生産のレンダリングの速度を倍増することを約束。
  • エンベローメントフォグ、ボリュームエフェクト、VRScans マテリアルに対するへのGPUのサポートが強化されました。
  • ディズニー・リサーチをベースにした新しいフィジカル・ヘア・マテリアル。光沢、柔らかさ、ランダム性をコントロールするためのスライダーで簡単に見えるようにしました。メラニン・コントロールは色を変え、ヘアカラーの色を変えます。
  • NVIDIA Al Denoiser
  • レンダーエレメントをデノイズする能力。
  • ヒートマップとデータオーバーレイを使用して、シーン内の光レベルを分析し測定するライティング解析ツール。
  • Alembic 1.7をサポート。レイヤリングを含む。
  • オブジェクトに適用された複数のマテリアル間を変更する新しいV-Rayスイッチ。
  • V-Rayプラグインとテクスチャを使用して、UnityやUnrealの手続きテクスチャとPBRマテリアルを含むあらゆるバージョンのV-Rayから3DS Maxに任意のテクスチャや素材をロードできます。

V-Ray Nextの新しいワークステーションライセンスは$1,180。既存のライセンスへのアップグレードには$580。年間レンタルも$470で利用可。

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RizomUV Virtual Spaces 2018 リリース

Rizom-LabがUVマッピング ツール がRizomUV (Unfold3d)をリリースしました。
https://www.rizom-lab.com

  • 新しい名前
  • オーバーホールされたインターフェイス
  • テクセル密度表示
  • モデルの特性に基づいて選択を行う能力
  • 継ぎ目が広がってパックするいくつかのオートモード
  • 先進のパッキングアルゴリズム
  • UDIMサポートなど
  • ツールをソフトウェアとパイプラインに統合したいユーザーは、新しいC ++ライブラリを利用することもできます。
Tips

modoのリプリケータでモーフ制御

modoのリプリケータで複製したアイテムのモーフ制御する方法について書いてみます。
modoにはリプリケータという、アイテムを頂点やパーティクルの位置に複製する機能があります。この複製したアイテムのモーフを制御したいことがあります。

modo 12 からは MergeMesh を使用することで、リプリケータのモーフを制御できるようになりました。モーショングラフィックなんかで、シーケンシャルにモーフを変更したい場合にフォールオフを使用してアニメーションすることができます。

 

Radial Falloff を使うとこんな感じです。

スケマティックはこんな感じです。

Cube には球体になるモーフマップを作成しています。背景コンストレイントで適当に作った物です。MergeMeshを使用すると、Morph Influence にはCube のモーフマップを設定できるようになります。Morph Influence に設定したフォールオフをアニメーションするとモーフをアニメーションさせることができます。

もちろんParticleにも使えます。花や傘が開くアニメーションなんかに使えそう。

難点は MergeMesh を使用するので、ポリゴンが多いと処理が重くなります。リプリケータのモーフを直接制御できれば便利で軽そうなんですけどね。

 

参考

https://community.foundry.com/discuss/topic/139207/using-falloff-to-control-morph-animation-along-replicas-solved-using-modo-12?mode=Post&postID=1121667

Tips

modoで爆発表現

modoのパーティクルとボリューム機能を使用して爆発を作る方法について書いてみます。
パーティクルもボリュームも特に難しいことはしていないのですが、複合的な要素で成り立っているので解説するのが少し大変です。爆発を作るにあたって気をつけた点を中心に書いてみたいと思うので、細かな所はサンプルファイルを見てください。

サンプルファイル
シミュレーションを実行するとパーティクルを確認できるようになります。

 

爆発を考える

爆発を作るにあたり爆発を構成する要素を考えます。今回の爆発では「衝撃波」「火花」「爆発の中心」「爆発から飛び出す煙」の4種類の要素にしました。爆発で破片を飛ばしたり、爆発で建物が崩れるような場合はもっと要素が増えると思います。

要素別にレンダリングしてみたので、要素ごとに解説してみます。

 

衝撃波

爆発の衝撃波が伝わり、土煙が発生するイメージです。地面に沿ってパーティクルを飛ばすために、円柱から Surface Emitter を使用してパーティクルを放射しています。レンダリングはスプライトを使用しています。

 

火花

爆発で四方に飛散する火花のイメージです。Radial Emitter で放射状にパーティクルを放射しています。レンダリングはスプライトを使用しています。

 

爆発の中心

物が燃えてもっとも煙を出す、爆発の中心になる要素です。球体なんかのアイテムの頂点を使用して手付けでアニメーションさせてもいいのですが、今回は面倒くさかったのでRadial Emitter を使いました。

Particle Simulation の「重力」を正数にして、時間経過とともに空にのぼるように設定しています。
爆発の中心になるパーティクルは「ドラッグ」を設定して、パーティクルが飛びすぎないようにブレーキをかけています。

レンダリングはボリュームとスプライトを使用しています。煙の中心にシャドーをOFFにしたライトを配置しています。modoのボリュームはGIのように周辺を照らすことができないので、ライトを配置して地面やボリュームを照らしました。

本当は地面をもっと広くライトで照らしたかったのですが、ボリュームは「ライトリンク」が機能するのですが、スプライトは「ライトリンク」の設定を無視するため、しかたなくライト1個の設定にしています。ライトマテリアルの「ライトディフューズ量」を使用することでポリゴンだけ明るさを強くしました。

また、modoはフィジカルベースのライトなので、ライトの影響範囲を距離で指定してボリュームをライティングできないのも地味に困りました。フィジカルベースのレンダラーはライトの明るさによって影響範囲が自動的に切り替わります。リアルな物を作る場合にはいいのですが、エフェクトてきな表現の場合は、昔ながらの距離指定の影響範囲が恋しくなります。今回はファイルを公開する関係で1シーンで完結させてますが、別ライティングのシーンを複数作成して合成した方がいいと思います。

ボリュームの色は、グラディエントの「ボリューメトリックルミナンス色」「ボリューメトリックルミナンス量」で設定します。「入力パラメータ」は「ロケータまでの距離」を使用して、爆発の中心が燃えてるような感じに設定しています。

個別にレンダリングして気づいたけど、もう少しモコモコしたテクスチャ設定すればよかったかな。煙の内側方向にパーティクルをスピンさせればフルードっぽい感じにできたかも。

 

爆発から飛び出す煙

爆発から飛び出す煙です。煙は Randomize IDノードを使用して一本ごとにランダムさを設定しています。

レンダリングはボリュームとスプライトを使用しています。ボリュームは厚みのある煙の表現に使い、スプライトは煙が時間経過とともに拡散して薄くなっていく表現に使用しています。

ボリュームの動きと徐々に消える部分は「テクスチャエフェクト」の「拡張&ディゾルブ」を使用しています。「拡張&ディゾルブ」だけだと煙の動きがゆっくりすぎるので、Multi-Fractal のテクスチャロケーターを適当にアニメーションさせることで動きをつけてます。「密度」にキーを設定して煙の厚さを変化させて薄くなるようにしてます。

 

スプライト用のパーティクルは拡散して薄くなる感じを出すため、ボリュームのパーティクルよりも少し移動用が多くなるようにしています。「エフェクト速度」もボリュームとスプライトで差をつけて、スプライトの方が少し長めに表示されるようにしています。

スプライトは「サイズグラディエント」を設定して、時間経過とともに大きくなるように設定しています。最初のはボリュームよりも小さく、時間経過とともにボリュームよりも大きくなるようにしています。

ボリュームの色は、グラディエントの「ボリューメトリックルミナンス色」「ボリューメトリックルミナンス量」で設定します。「入力パラメータ」は「パーティクルエイジ」を使用して、パーティクルが放射された最初の数フレームだけ燃えているような感じになるよう設定しています。

 

パーティクルのスケマティックはこんな感じです。ノードの数は多いですが、特に難しいことはしてないと思います。

「爆発から飛び出す煙」のパーティクル Particle Simulation_4 は Particle Operator を使用して等間隔にパーティクルを発生させています。これは煙の線が途中で切れたように見えるのを避けるためです。Source Emitter を使用するとランダムにパーティクルが放射されるので、パーティクルに隙間ができてしまいます。逆にスプライトは Source Emitter を使用することでランダムに煙が拡散する感じを出すのに利用しています。

パーティクルには Turbulence Force を設定して風に流される感じを出しました。激しく動かしたいときはTurbulence Force を移動すると面白い感じになります。

 

完成

After Effectsでレンズフレアや画面ブレを追加して完成です。今回はゲームのエフェクト的に、爆発が発生して消えるまで作りました。映像用途では爆発してから消えるまでを映すことは少ないので、消えかける部分の調整が「拡張&ディゾルブ」まかせでリニアな感じが出てしまいいまひとつでした。完全に消えるところまで作る場合は、各パラメータに手動でキーを設定した方がいい感じになりそうです。

 

補足ですが、ボリュームとスプライトを同時にレンダリングすると、後半のスプライトとボリュームが重なる部分でチラツキが発生してるのに気がつきました。チラツキが気になったので上の画像は別でスプライトとスプライトのマスクをレンダリングして合成しています。
スプライトのマスクを作成するためにVolumetric Opacity Outputをマテリアルグループに追加してレンダリングしようとしましたが、Volumetric Opacity Outputはマテリアルグループに対応していないため使えませんでした。最終的にボリュームを黒色、スプライトを白色に設定し直してマスクにしました。下はちらついてる画像です。

modoのパーティクルとボリューム機能、なかなか強力で表現力あると思いませんか!?レンダリングに時間かかりますが、魅力的なエフェクトが作れると思います。

Tips

modoのボリューム

今回はmodoのボリューム機能について書いてみます。マニュアルを補完する形で、パラメータをアニメーションしあた場合の変化を画像にしてみました。
modoのボリュームは LightWave の Hyper Voxel が進化したような機能なので、基本となるパラメータや設定は LightWave でも活用できると思います。

ボリュームとは

ボリュームは煙、爆発、炎のようなエフェクト表現に最適な機能です。ボリュームは表面の形状しかない中身からっぽのポリゴンと違い、中身まで詰まったボクセルデータです。このため半透明な設定にするとレンダリング時間が長くなりますが、雲海の中をカメラが進むような表現ができるようになります。

最近では煙と言えば、FumeFXPhoenix FDのようにフルードダイナミクスを使用した表現が主流です。フルードダイナミクスは流体のようなリアルな動きを作成することができますが、シミュレーション空間をボクセルに分割して計算するため、カメラが近づくと荒くみえる。シミュレーションに計算が必要。シミュレーションキャッシュが1フレームで1GB超えることもよくあるため、PCスペックを要求するなどの大変さがあります。

modoのボリュームは流体のようなリアルなアニメーションはできませんが、カメラがどれだけ近づいても荒くならない。シミュレーションが不要のため、PCにかかる負荷が低いというメリットがあります。

ボリュームシェーディング

以下はボリュームシェ-ディング タブのパラメータをアニメーションさせた物です。

密度

ボリュームの厚さを設定する機能。値が50%以下のときは薄く色も明るくなり、値が大きいと厚みのある質感になる。

 

フォールオフ

密度にバイアスを設定する機能。ボリュームはデフォルトで中心から外側に向かって密度が薄くなるので、放射状に密度が変化する。

 

レベル

密度の最大値を設定する機能。AfterEffectsのレベルエフェクトと同じ感じの機能。

 

密度 グラディエント

上にある「密度」をミニグラディエントで制御する便利パラメータかと思うと、全く違うアニメーションになる。ボリュームの厚さをアニメーションしたい場合は、上の「密度」にキーを設定するしかない。

 

ハイパーテクスチャ高さ

レイヤーエフェクトで「ボリューメトリック密度」を設定しているとき、テクスチャが影響する距離を指定する機能。「ディスプレースメント距離」のような機能で、値が小さいとボリュームの中心にテクスチャの影響が出ない。「拡張 & ディゾルブ」を使用する場合は高めに設定しておくとよい。

 

ハイパーテクスチャスケール

ボリュームに設定したテクスチャのスケール。0%のときは100%として扱われる。マニュアルには「テクスチャロケータの スケール 設定と同じ働きをします。」と書かれていたので、テクスチャロケータをスケールした物と比較したが、レンダリング結果は完全に一致しないようだ。

 

テクスチャエフェクト

テクスチャをアニメーションしてくれる便利機能。細かなニュアンスまで制御したいときには、グラディエントレイヤーや、チャンネルにキーを設定した方がいいと思う。
テクスチャエフェクトはパーティクルエイジを使用するので、パーティクルシミュレーションで「パーティクルの寿命」が保存されている必要がある。

 

なし

当然動かない。

 

速度変換

パーティクルの速度ベクトルの方向にテクスチャが移動する。放物線をえがくパーティクルなんかだと変化がわかりやすいかも。

 

拡張

テクスチャのスケールが拡大するアニメーション。テクスチャが大きくなりながらクロスフェードを繰り返す。

 

拡張 & ディゾルブ

拡張のアニメーションしながらボリュームが消える。ディゾルブに使用しているパラメータが「密度 グラディエント」なのかも。個人的に好きなエフェクトで LightWave 時代からよく使ってた。

 

火砕

テクスチャを放射状にブラーしてる感じなかな。

 

エフェクト速度

エフェクトのアニメーション速度を設定する機能。テクスチャエフェクトの画像にある数字はエフェクト速度の値です。遅めは 50% 、早めは 100% を基準に調整開始するといいかもしれない。「拡張 & ディゾルブ」だけ効果が変則的で、50%は30フレーム、25%は60フレーム、10%は150フレームでボリュームが消える。テクスチャや密度の設定により消える時間が変わる気がする。

 

レンダー品質

高い設定にするとボリュームのシェーディングの階調が多く滑らかな見た目になる。

 

サンプリングレート

ボリュームをより精細に計算するための機能。「ボリューメトリック密度」にテクスチャを使用している場合、ボリュームの「半径」やスケールが100mのように大きなサイズにすると、ボリュームにバンディングのような縞模様が発生します。サンプリングレートの値を下げると縞模様を軽減することができます。
ただしサンプリングレートの値を下げるとレンダリング時間が長くなります。参考までにこの画像ではサンプリングレート1のとき2.7秒、0.5のとき4.8秒、0.25のとき9.5秒、0.1のとき23.1秒、0.01のとき5分36.6秒でした。

 

シャドー品質

高い設定するとシャドーが滑らかになる。設定が低いと影が階段状なる。

 

スキャッタリング

ボリュームの光の拡散具合を設定する機能。値を大きくすると白く雲のような感じになる。

 

前方スキャッタリング

背後のライトからの拡散具合を設定する機能。ボリュームの明るさが加算されて明るくなるのを期待したが、値を大きくすると黒くなる。

 

ライトを180°回転して前方スキャッタリングの効果を確認してみた。ライトが背面のときより効果が強く現れる。

前方スキャッタリングを高くすると黒くなるため、スキャッタリングも同時に調整する必要があるようだ。またライトにはシャドーが設定されている必要がある。シャドータイプが「なし」の場合はボリューム全体が明るくなる。

 

ボリュームの設定

今回テストに使用したボリュームの設定を書いておきます。基本的にはボリュームの「密度」を100に設定した以外はデフォルトのままです。

 

テクスチャにはMulti‐Fractalレイヤーを使用しました。ボリュームによく合うお気に入りのテクスチャです。レイヤーエフェクトを「ボリューム密度」に設定しています。テクスチャを設定していない場合、テクスチャエフェクトは機能しません。

 

シーンにはライトを2個配置してます。右のライトはボリュームの後ろ側に配置してます。ボリュームの直径は1m。

 

全パラメータレンダリングするのは面倒だったので、変化が明らかにわかるパラメータは省きました。ボリューム機能があれば、こんな爆発も簡単に作ることができます。次回はパーティクルを使用した爆発の作り方について書いてみたいと思います。