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modoで紙吹雪を作る方法

modoのソフトボディを使用した紙吹雪の作り方について書いてみます。
紙吹雪や花びらが降る表現はよく見かけます。作り方としてよくあるのは板ポリに回転するアニメーションを設定して、その板ポリをパーティクルに割り当てる方法です。modoでもパーティクルとリプリケータを使えば同じことができますし、After EffectsのParticularが使われてるのもよく見かけます。

パーティクルを使用した方法は手軽ですが、ソフトボディを使用すると落下方向とポリゴンの面の傾きで動きに変化がでて、パーティクルにはないリアルな動きを表現できます。

紙吹雪のモデリング

板ポリをランダムに配置するだけです。方法はいろいろあると思いますが、modo 12で改良されてたジッターツールのリジッドモードが便利なので使ってみました。

  1. 平面ポリゴンを作成します。
  2. 平面分割(Shift+D)を4回実行。
  3. ポリゴンを選択して、ベベルを「グループ化」OFFで実行。面ごとにベベルします。
  4. 選択中のポリゴンを非表示(H)。
  5. ベベルで生成されたポリゴンを削除。
  6. ポリゴンを表示(U)。
  7. 移動ツール(W)をアクティブにして、ポリゴンを複製(Ctrl+Shift+ドラッグ)。
  8. ジッターツールの「リジッド回転」「リジッド移動」をそれぞれ実行してポリゴンをバラバラに配置します。

花びらや葉っぱのようにテクスチャを使う場合は、平面を配列ルールで複製した方がUVを維持できていいと思います。

 

ソフトボディの設定

紙吹雪のソフトボディはローカル密度を0.005と小さな値を設定して、紙のような軽さが出るように設定してます。「リニア減衰」に大きな値を設定しているのはゆっくり落ちるようにするためです。このあたりの設定はシーンの大きさやフォースの設定なんかで適当に設定してます。

  1. 平面ポリゴンを作成します(地面用)。
  2. 平面ポリゴンに「スタティックリジッドボディ」を適用。
  3. 紙吹雪用のメッシュに「ソフトボディ」を適用。
  4. ダイナミクスのプロパティで「密度」を0.005、「リニア減衰」を10%に設定します。
  5. Turbulence Force を追加し「強さ」を0.03%に設定します。トランスフォームの「スケール」を40%に設定し、位置にキーを追加してテクスチャロケータが移動し続けるように設定します。
  6. Vortex Force を追加し「強さ」を0.01%に設定します。このあたりのフォースの設定は好みにいじった方がいいと思います。
  7. Turbulence Force と Vortex Force にLinear Falloffを追加し、「長さ」を2mに設定します。
  8. シミュレーションを実行すると紙吹雪っぽい動きになると思います。平面に落ちたときプルプル動くのは止められなかった。

これだけでも簡単に紙吹雪っぽい動きになりましたが、パーティクルを使用したときとあまり変わらない感じがするかもしれません。そこでLiftのパラメータを設定します。Lift は空気抵抗で紙が上昇するような動きが加わって、ヒラヒラ舞う感じになります。
このパラメータはチャンネルビューポートにのみ表示されるパラメータです。余談ですがダイナミクス系のパラメータの頭に付く re は Recoil の略称かな?

 

Lift

Liftの値を変えて変化を見てみました。フォースはなしで重力のみの設定です。「密度」「リニア減衰」の値によっても動きが変わるので、ザックリとした参考だと思ってください。

Lift 0

 

Lift 0.01

 

Lift 0.1

 

Lift 1.0

 

最終的に「reLift」を 1 にして、Liftの効果が出やすくするために「リニア減衰」をデフォルトの4%に変更しました。

 

紙の裏側は、折り紙のように白色になるように設定してます。

質感は Variation Texture と Gradientを使用しています。Variation Texture の変化ソースを「メッシュパート」にすると、連続ポリゴン単位で色を変えることができます。ポリゴン背面の色はグラディエントの入力パラメータを「背面」に設定し、ブレンドモードを「スクリーン」にして白くなるようにしています。


ソフトボディでもパーティクルと同じくらい簡単に紙吹雪が作れるんじゃないかと思います。

ちなみにソフトボディを使用する場合は、solverの「シーンスケール」の値は変えない方がよいです。仕様なのかどうかわかりませんが「圧力」が反応しなくなったり、パラメータの動きが変になるような気がします。実物のサイズでソフトボディが上手く動作しないときは、シーン全体を大きくしてから計算する上手くいくかも知れません。

 

ソフトボディを使用した紙吹雪の表現は、LightWaveのプラグインMotionDesignerが別売だったときのチュートリアルに書かれてました。今でもドキュメントに載ってたりするのかな?

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