2018年

参考資料

Spider-Versemの独創的なビジュアル

Spider-Versemのビジュアルに関する記事が公開されています。
https://www.fxguide.com/featured/why-spider-verse-has-the-most-inventive-visuals-youll-see-this-year/

Sony Pictures Imageworks(SPI)のアーティストとビジュアルエフェクトチームは、古い漫画本の外観に敬意を表している見事なビジュアルスタイルを実験しました。

映画の中の漫画要素は次のとおりです。

  • ピンぼけを暗示するための位置ずれ
  • グラフィック要素 – 「BOOM」や「POW」のように枠を埋めるために使用されます
  • パネル化 – アクションをパネルに分割し、アニメーションのフレームレートがあるパネルから次のパネルへのジャンプを模倣します。
  • ハーフトーンドット – トーンとテクスチャをレンダリングする
  • 色 – 定義された形状に分割して、よりわかりやすい感じにします
  • 手描き – 煙、火花、爆発などの特定の効果はアーティストによって手描きされます

 

ピンぼけ

カラーオフセットの不完全性をエミュレート。

 

モーションブラー

アニメーションの大部分は画像は1フレームではなく2フレームで保持されます。24ではなく1秒あたり12画像です。これはCGではめったにありません。監督は漫画本のスタイルに忠実であり続けるために一時停止したときに、フィルムの各フレームが絵画のように見えることを望んでいました。このトレインショットのようなシーンでは、電車の上に線が配置され、ロールシャッター効果が導入されて、動きのない場所でモーションブラーが発生するようになります。

 

漫画本のパネル

ストーリーのさまざまな時点で、フレームは複数の漫画本のフレームに分割されます。映画撮影の観点からは、これは本当に頭痛の種でした。

 

ハーフトーンとクロスハッチ

4色印刷の驚くべきデジタル版とクロスハッチインキングとハーフトーンドットの組み合わせを使用して、質感と視覚的な関心を高めています。

 

ライン アクション

コンピュータはすべて正しく処理するので、常に正しい視点とジオメトリを使用できます。アートで興味深く表現力があるのは、人間が創造するものと密接に関連するすべての不完全性です。デザインと感情は正確さとリアリズムよりも優先されました。

 

特別なモデリングの考慮事項

漫画のアーティストが遠近感を誇張することは珍しいことではありませんが、3Dでは新しいレベルの複雑さをもたらします。これは映画の中で、街の環境作業の中で大いに行われました。

映画の中でマイルが建物から飛び降りて街に戻ったとき、ニューヨークの建物はすべて彼の周りの輪のように方向づけられています。それらの建物は地面に対して垂直ではありません。ひどく傾いていて、その高さは5倍から8倍まで変わります。

 

異なるアニメーションスタイルの統合

この映画の驚くべき功績の1つは、スクリーン上にそのような異なるスタイルで非常に多くのまったく異なるキャラクターを提供しながら、それらがあたかもそれらが同じ光源によって照らされる同じ物理的空間にあるかのように感じさせることです。

アニメーターは通常1週間に約4秒のアニメーションを作成しますが、Spider-Man:Spider-Verseでは、パイプラインは非常に複雑で画期的なので、1週間に平均1秒のアニメーションしか作成できませんでした。このためより多くのアニメーターを雇ってワークロードを引き受け、独自のビジュアルスタイルを実現しました。結局、30以上の異なる国からのアーティストが異なったスタイルを統合して、映画の作品に貢献しました。

 

顔とリグ

キャラクターリグの大部分は、以前のリグやブレンドシェイプモデルとそれほど変わりませんでした。しかしPeniは大きな例外だ。

アニメの外観を実現するために彼女の顔は「デカール」として置き換えられました。Peniには正式な顔のジオメトリ形状はありません。彼女の外見はアニメーションによるものですが、完全に平らな、そして平らな陰影付きのデカールに変換されます。

 

クラシック漫画本ツール

この映画は、印刷された漫画本か高められた多くのデバイスやツールを使用しています。最も注目すべきことは、説明文や観客の指示としてスクリーン上のテキストを使用することです。これらのテキストボックスは、カメラの動きの一部としてオーバーレイまたは移動されます。

 

漫画のサウンドFX

焦点と深さを示すために、より絵画的なスタイルに移動することに加えて、効果音を強調するためにスクリーン上にクラシカルなテキストを追加します。

サウンドはアニメーション後に行われましたが、チームはサウンドの設計とサウンドエフェクトチームによるアクションの時間を考慮しています。

 

参考資料

SSSS_GRIDMAN 3Dショット

SSSS_GRIDMANの3DCGショットが公開されています。迫力があり特撮っぽいアクションがいいですね。

続きを読む

参考資料

CLIP STUDIO PAINT EX用プラグイン「超解像X2」

CLIP STUDIO PAINT EX用プラグイン「超解像X2」が公開されています。小さい画像を綺麗に拡大するフィルタープラグインです。機械学習を使用した物のようですね。
http://www.clip-studio.com/clip_site/download/clipstudiopaint/cspplugin?a=mid600001

概要

超解像拡大で、ぼやけずに拡大を行うことが出来ます。1〜2倍までの倍率を指定する事が可能です。線画のレイヤーなど、透明の画像にも適用することが出来ます。NVIDIAのビデオカードを搭載している場合は処理が大幅に軽減されます。

Tips

modoのカードビューでアイテムセレクター作ってみた

modoのカードビューを使用したアイテムセレクターを作ってみたので公開したいと思います。

リギングされたモデルをアニメーションする場合に、素早くアイテムを選択するためにグラフィカルなアイテム選択ツールが使用されることが多いと思います。3dsMaxだと「bipedsel」が有名でしょうか。

modoにはアイテム選択ツールのようなUIを作るのに便利な機能がいくつか用意されています。今回はmodoに古くからある機能「カードビュー」を使用してみました。カードビューから select.item コマンドを実行してる単純なものです。自分が便利に使いたいだけなのでCBOX専用です。汎用性は高くないですが必要に応じて書き換えてご使用ください。アイテム名を書き換えればACSでも使えると思います。シンプルなカードビューファイルも置いておくので解析に使ってみてください。

CBOX Selector

 

インストール方法

解凍したファイルを「Configs」フォルダにコピーしてください。

C:\Users\ (ユーザー名) \AppData\Roaming\Luxology\Configs

 

カードビューの使用方法

カードビューの使用方法は「メニュー / レイアウト / パレット / 新規パレット」を実行後に、パレット右上の▼アイコンから「アプリケーション / カードビュー 」を選択します。ギアアイコンまたはタイトルを右クリックで表示するカードビューを選択します。

 

注意点

CBOX用のアイテム選択ツールです。CBOXでデフォルトで設定されるスケルトン名称に準拠しています。「select.item アイテム名 set」のようにアイテム名を使用して選択しているため、シーンにリグが複数ある場合やスケルトン名を変更してる場合はCFG内のアイテム名を書き換える必要があります。

RootItemがないシーンで「ALL」ボタンをクリックするとmodoが落ちます。単体のコマンドでは問題ないのですが、なぜかバッチコマンドを使用すると落ちる。

 

カードビューとは

カードビューは新機能紹介で使用されていたビューポートです。modo 201の頃には搭載されていてmodo 起動時に表示されていました。(modo 10.2からはWebビューに変更されました)

カードはCFGファイルによってカスタマイズ可能で、カードの背景画像の指定や、コマンドを実行可能なクリック領域などを指定することができます。

 

CFGファイル

カードビューはHTMLをテキストエディタで編集するのと同じ感じで作成できます。modoのショーケースのCFGは以下のディレクトリに保存されているので参考になると思います。

C:\Program Files\Foundry\Modo\12.1v1j\extra\scripts\801_Showcase_Kit\configs\showcase_cards.cfg

解析しやすいように単純化したファイルも置いておくのでテンプレートとして使ってください。コマンドはスクリプトなどmodoで実行可能なコマンドは全て実行できるので、モデリング専用のツールパレットなグラフィカルなUIを作成することができます。

CFG解析用サンプルファイル

CFGファイルをテキストエディタで開くと、カードに関する設定が書かれているのがわかると思います。カスタマイズしたい場合は、”Command”の部分を書き換えるところからはじめるといいと思います。

<hash type=”Region” key=”Pelvis”>
<atom type=”Box”>230 346 310 398</atom>
<atom type=”ToolTip”>Pelvis</atom>
<atom type=”Action”>
<atom type=”Command”>select.item Pelvis set</atom>
</atom>

私も手探りで編集してるので正確なことは書けないのですが、編集してて気がついたメモを残しておきます。

  • CFGファイルを変更した場合はMODOを再起動が必要があります。
  • タグの閉じ忘れがあるとカードビューの一覧に表示されなくなります。
  • “Region” はクリック範囲の定義で、その後のKey=は範囲の名前です。
  • “Box”はコマンドを実行するクリック範囲です。矩形の左上と右下の座標(ピクセル数)を指定します。CARD VIEW CREATION TOOLSCard-O-Matic KITを使用するとmodo内でボタンの範囲を設定できて便利です。
  • “ToolTip”はマウスオーバーで表示されるツールチップ用のテキストです。
  • “Command”にはmodoのコマンドを設定します。
  • “Scheme”のkey=はmodo全体で名称が重複しないように設定します。
  • ファイルパスにはresource:、configs:、content:などの短縮パスを設定可能です。リソースフォルダC:\Program Files\Luxology\modo\801_sp2j\resrcresource: 

    コンフィグフォルダ

    C:\Users\ (ユーザー名) \AppData\Roaming\Luxology\Configs

    configs:

     

    コンテンツフォルダ

    C:\Users\ (ユーザー名) \Documents\Luxology\Content\

    content:

  • openURLでURLをブラウザで開くことができます。openURL “https://www.google.com/” 
  • “CardName”でカードの切り替えを指定します。
  • “ImagePath”で背景画像を指定します。.png.jpg.tif.psd.tgaなどmodoがロード可能な画像フォーマットが使用可能です。pngで試したところアルファは無視されます。

カードビューを使用するとアイテムセレクターを手軽に作ることができます。ですが注意事項に書いた通り私が公開したものはアイテム名を使用して選択しているので汎用性が低いです。スクリプト書ければ自由度の高いセレクターが作れるんじゃないかと思います。
次回はコマンド範囲を使用したアイテムセレクターについて書いてみたいと思います。

 

参考

modo 202 Card View紹介ビデオ
http://community.thefoundry.co.uk/tv/training/view.aspx?id=76

カードビューの解説

Tips

CARD VIEW CREATION TOOLS

CARD VIEW CREATION TOOLSについて書いてみたいと思います。

CARD VIEW CREATION TOOLSはmodo内でカードビューを作成するためのスクリプトです。modo 201の頃にPerlで書かれたものですが、背景色の設定やカードの切り替えなどカードビューの多くの機能をカバーしています。
modoの仕様が変わってしまったのが原因か、残念ながら701以降はエラーがでてCFGを保存することができません。記事を書くために601を引っ張り出しました。

コマンドの設定にポリゴンの「パートの設定」を使用するため、Card-O-Matic KITに比べてコマンドの編集が少し面倒です。

 

配布元のWebアーカイブ

SenecaさんはDOOMで有名なid Softwareの方で、多くのmodo用スクリプトを公開してましたがサイトが閉鎖されてしまいました。
https://web.archive.org/web/20170504221035/http://www.indigosm.com/modoscripts.htm

再アップURL
https://community.foundry.com/discuss/post/1137398

 

インストール方法

ファイルを解凍して以下のファイルを「Configs」フォルダにコピーします。

  • cardTools.pl
  • cardToolsForm.CFG

C:\Users\ (ユーザー名) \AppData\Roaming\Luxology\Configs

 

使用方法

とりあえず既存のCFGファイルを開くと理解しやすいです。modo 801のショーケースを読み込むとこんな感じになります。

C:\Program Files\Foundry\Modo\12.2v1j\extra\scripts\801_Showcase_Kit\configs\showcase_cards.cfg

CARD VIEW CREATION TOOLSでは1アイテムが1カードとして扱います。ボタンを作るには、ボタンのクリック範囲になる平面ポリゴンを作成して「ポリゴンのパート」にコマンドを設定します。このときカンマ区切りで「Region名,コマンド」のように入力します。Region名はボタンのクリック範囲に使用するKeyです。詳細はCFGファイルを開いて見ると理解しやすいです。

簡単なCard set Settingの説明です。

  • LOAD CFG : 既存のCFGを読む込むことができます。ボタンのクリック範囲をメッシュとしてロードします。パートにもコマンドが入ってるので、ファイルを解析するに便利です。
  • SAVE CFG :シーンのアイテムを参照してCFG出力します。
  • name : カードの名前
  • username : UIのに表示されるタイトル
  • description : カードの説明
  • transition : カード遷移時のフェードの速度。ミリ秒指定
  • scheme :スキームの名前設定
  • color : 背景色の名前設定
  • COLOR SETS : 使用するスキーム名と背景色の指定

 

 CARD VIEW CREATION TOOLSのコマンド

CARD VIEW CREATION TOOLSが独自に使用するコマンドの記述方についてメモっておきます。

  • カードの切り替え
    CARD VIEW CREATION TOOLSでは1アイテムが1カードとして扱われます。LINK=で切り替え先のカード名を指定します。Showcase_Design_Image,LINK=M801_Showcase_Design
    Design_To_Showcase_Home,LINK=M801_Showcase_Homepage
  • URLに飛ばすNewIn601Link,openURL “http://www.luxology.tv/help.aspx?name=NewIn601.m4v”
  •  (–CARD–)
    特別なパートです。ディスクリプションやスキーム、カードのインデックス番号が記述されてます。(–CARD–),QuickLaunch,Start Card,1,set.cardQTbg
    特殊フラグ, 名前,説明/ディスクリプション,カードインデックス1~4,背景色

古いスクリプトですがカードビューの多くの機能に対応しているので、カードビューの仕組みを調べるのに役立つ気がします。

 

参考

https://web.archive.org/web/20170105055017/http://indigosm.com/modo2/CardTools.mov

Tips

Card-O-Matic KIT for modo

Card-O-Matic KIT for modoのについて書いてみたいと思います。

Card-O-Matic KIT for modoはmodo内でカードビューを作成するためのスクリプトです。Pythonで書かれていてmodo 12でも動作します。
CARD VIEW CREATION TOOLSと同じようにmodo内でポリゴンを使用してボタンのクリック範囲指定と、コマンドを設定することができます。既存のCFGを読み込んで編集することはできませんが、ざっくりとボタン配置してコマンド設定するにはCARD VIEW CREATION TOOLSより使い勝手がいいです。

配布先

残念ながらフィードバックが少なかったためキットの配布が終了してしまいました。

https://www.youtube.com/watch?v=HD5Y_HwEzAo

Youtubeのコメントを見と(ここ数日で公開が停止された?)、メールすれば配布していた最後のバージョンを送ってくれるようです。使いたい場合は問い合わせてみてください。
https://www.marc-albrecht.de/

 

Kitのインストール方法

「cardomatic」フォルダを「Scripts」フォルダにコピーします。

C:\Users\ (ユーザー名) \AppData\Roaming\Luxology\Scripts

 

使用方法

Card-O-Maticはツールパレットもカードビューで作られています。カードビューの表示方法は「メニュー / レイアウト / パレット / 新規パレット」を実行後に、パレット右上の▼アイコンから「アプリケーション / カードビュー 」を選択します。ギアアイコンまたはタイトルを右クリックで表示するカードビューを選択します。

画像を読み込んでクリック範囲とコマンドを設定する流れ。

  1. カードビューに使用する画像を「Configs」フォルダに保存する。
  2. 「Prepare Card」をクリックして画像を読み込む。
  3. 平面ポリを作成。これがクリック範囲になる。
  4. 「Put Box」をクリックすると空のアイテムが生成される。
  5.  3で作成されたアイテムにBOXツールで平面を作成する。
  6. 「コマンド」をクリックして、ダイアログにコマンドを入力する。
    カードビューでボタンをクリックしたとき、ここで入力したコマンドが実行されます。コマンドはアイテムのユーザーチャンネルに追加されているので、直接ユーザーチャンネルを編集しても大丈夫です。
    必要なボタンの数だけ「Put Box」でアイテムを作成してコマンドを入力します。
  7. 「Write CFG」をクリックして「Configs」フォルダに保存する。
    保存時に使用したファイル名がカードビューのタイトルになります。

Card-O-Matic KITは細かな設定はできませんが、手軽にカードビューを作成できて便利だと思います。公開が停止されてしまったのが残念です。

参考資料

Make the alphabet your golf course

アルファベットをゴルフ場にしたゲームのプロモーション映像。スタイリッシュな感じですね。

参考資料

「アニメ×会計」セミナーリポート

「アニメ×会計 〜アニメ制作会社における会計担当者の役割りと会計実務〜」というセミナーの記事が公開されています。なかなか興味深い。
https://cgworld.jp/feature/201812-kaikei1.html
https://cgworld.jp/feature/201812-kaikei2.html

アニメ制作会社による資金調達は難しいため、製作委員会が組成される。

銀行融資とエクイティファイナンス、アニメ制作に向くのはどちらか

アニメ1本の制作にかかる人件費・時間などを数字で把握する

人件費がメインのアニメ業界で重要なのは「管理会計」

デジタル化によりムダを省き、働く人の報酬体系を変えたい

会計処理と税務処理でちがう、利益に対するスタンス

参考資料

Bilby

DreamWorksの短編映画です。ストーリー、アニメーションや質感がすばらしい。アスペクト比 2.35:1で制作された最初のフィルムらしい。