2017年11月

CG 日記

MODO 11.2 リリース

MODO 11.2 がリリースされました。11シーリーズ最後のバージョンです。
https://community.foundry.com/discuss/topic/136381/modo-11-2-has-been-released

ダイレクトモデリングの改善

・ポリゴンベベルの改良(Square Corner、Offset Even、Offset Even、Thicken )
・エッジベベルの改善( Mitering Offset 、Maintain Co-Planar Edges)
・選択されたものだけをスナップするオプション追加

UVツールの強化

・マップされていないポリゴン選択
・3DビューポートにUVの歪み表示
・エラーUVの選択(スタック、UDIM境界を越えてる、ゼロエリア )

プロシージャルモデリング

・前回の操作で選択(スライス、軸スライス、軸ドリル、ソリッドドリル、ブール、曲線スライスをサポート)
・テキストツールのパフォーマンス向上
・Set Polygon Type 追加
・ポリゴン反転 追加
・ポリゴンタグで選択 追加

アニメーションのパフォーマンス

・ウェイト編集 (リギングされたキャラクターを操作して変形したウェイトを編集するワークフロー改善。ウェイトツール、ウェイトの調整ツールはキャッシュされた要素のみ更新)

ファイルI / Oの更新

・Alembic I/Oの改善 (Export Replicas Asオプションが追加され、リプリケータのエクスポートを「ジオメトリ」「パーティクル」「パーティクルとジオメトリ」から選択可能)
・FBX 2017、FBX 2018 サポート

クラウドベースのプリセットブラウザ

・Cloud Assetフォルダ内のプリセットやキットをダブルクリックするだけでローカルシステムにインストール

MeshFusionのアップデート

・エッジウェイトのサポート
・パフォーマンスの向上
・アイテムベースのマテリアルグループ
・RibTrim、ElboPipeアセンブリ追加
・フュージョンパイメニューとドラッグ&ドロップのモディファイヤキー更新

ワークフローの改善

・Unreal Bridgeの改善(複数のシーンでシームレスに作業できるように改善。プッシュインタフェースの簡素化。プリケーション設定としてサブフォルダの検索、アクターの識別、アセットの命名を追加。新しいプッシュオプションとしてメッシュアセットのリセット追加)
・レンダリングの改善(ディズニーのPrincipled Shader追加。True Fresnel追加)
・シーンのクリーンアップ(空のメッシュアイテム、空のグループ、未使用アイテムを現在のシーンから削除)
・チャネルホールツールの改善(自動的に3Dビューポート内のユーザーチャンネルを表示するように更新)
・GLプレイブラスト(アニメーションのクイックプレビューを作成)
・レンダリングパスオーバレイ(3Dビューポートの右下隅にパス名を表示)
・グループマスクのテクスチャレイヤー(アドバンスドビューポートでグループマスクテクスチャをサポート)
・カメラの改良(3Dビューポートのカメラフレーミング領域の表示を切り替え。有効前景と背景画像に「有効」チェックボックス追加)

ムービーで紹介されてない機能

・ペイントの前景色設定
・平面マッピング(Front Culling オプション追加)
・3Dビューポートで選択アイテムの描画オプションが追加

Modo 11.2 Quick Clips

https://vimeo.com/album/4746573

FlexFuse Kit for Modo 11.2

modo 11.2のリリースに合わせてMeshFusionの開発者 Darrel Anderson さんが作ったキットが公開されました。
https://community.foundry.com/discuss/topic/136402/introducing-the-flexfuse-kit-for-modo-11-2

FlexFuse Kitはモデリング用のプロシージャルプリミティブプリセットです。MeshFusion向けに作成されてますが、プロシージャルモデリングワークフロー全体で使用することもできます。

FlexFuse Kitは、Modo 11.2の新機能である新しいプリセットブラウザ、Cloud Assetから入手できます。


順調なプロシージャルモデリング機能の強化と、UVやベベル周りの強化がいい感じ。Alembicのような他のソフトと連携する機能が継続して強化されるのもいいですね。11シリーズは地味な更新が多いですが、実用的なものが多いのが嬉しいです。
新しく追加されたシェーダー Principled Shader については以前記事を書いてたので、見てみるといいかもしれません。
http://kai-tei.daa.jp/2017_0911_2467/

アニメーションのパフォーマンスについては、ACS2の末端のスケルトンを動かした場合の速度が早くなってます。modoでアニメーションする場合のボトルネックも徐々に解消されてる気がします。
ですがキャラクターリグの腰のアイテムを移動して、リグ全体を移動した場合の速度は以前と変わらず重い状態だったりします。オブジェクト数が多い場合のレスポンスが悪い問題に起因しているのかもしれません。

ちなみにスクリプトからのオブジェクトの作成速度も早くなってるみたいです。アイテム2000個作成するのに11.1v1で 50 秒だったものが、11.2v1 RC2だと2.3秒と高速になってるらしい。
https://community.foundry.com/discuss/topic/129836/modo-vs-maya-performance-problems?mode=Post&postID=1104131#1104131

パフォーマンスが悪い原因は1つではなく、ひとつひとつ改善する必要があるとのこと。11以降も継続してパフォーマンスの改善に取り組むという話がフォーラムに書かれてたのでmodo 12にも期待したいです。

Tips

modoのアイテムインデックススタイル

modoではアイテムを複製した場合など、アイテム名が同じ場合に自動的に (2) のような連番を追加してくれます。この連番のフォーマットは「初期設定 / デフォルト / アプリケーション 」の「アイテムインデックススタイル」から変更することができます。

この連番表記は他のソフトとFBX形式でデータやり取りする場合に問題になる事があります。
modoと3dsMax間では問題にならないのですが、Mayaはアイテム名に半角スペースなど使用出来ない文字があるためFBXインポート時に自動的に「FBXASCxxx」という文字列に置き換えます。
modo デフォルト設定の場合は、半角スペース と()が「FBXASC032」「FBXASC040」「FBXASC041」のように置き換えられるため、Mayaに読み込んだときにアイテム名が酷いことになります。

Maya のリネーム機能「修正 / 名前を検索して置換」を使用してリネームすることもできますし、フリーのmelもあるようですが、modo側で「アイテムインデックススタイル」を「_2」のようなスタイルに設定しておくと便利です。

CG News

OLMDigital 新しいAEプラグイン配布開始

新しいAEプラグインが公開されています。ピクセルの処理に少し癖がありますが、高速化の工夫が見えて面白いです。1フレームのマルチスレッドで動作にも対応しているみたい。
http://olm.co.jp/rd/technology/tools/

OLM Blur: After Effects CS5~CC2017 (Windows)
OLM Radial Blur: After Effects CS5~CC2017 (Windows)
OLM Directional Blur: After Effects CS5~CC2017 (Windows)

CG News

UNFOLD3D V10 リリース

UV作成ソフトUNFOLD3D のV10がリリースされようです。パッキングのアルゴリズムも優秀そうですが、オートシームが便利そう。UIもカッコイイ。
今回から価格とライセンス形式を改定したみたいです。
https://www.unfold3d.com/news/unfold3d-v10-now-available/

 

INDIE VS LICENSEINDIE

レンタル ノードロックライセンス月額 14.90€ 。12ヶ月の継続的なサブスクリプション後に永久ライセンスを取得します。
永久ライセンス購入 149.90€。

PRO VS LICENSEPRO

ノードロックライセンス月額 34.90€。フローティングライセンスのセットは月額 34.90€ 、最小2ライセンスから。

INDIE RS LICENSEINDIE

レンタル ノードロックライセンスを月額 29.90€ 。12ヶ月の継続的なサブスクリプション後に永久ライセンスを取得します。
永久ライセンス購入 299.90€。

PRO RS LICENSE

ノードロックライセンス月額 34.90€。フローティングライセンスのセットは月額 34.90€ 、最小2ライセンスから。

CG News

modo のモーショングラフィック向けプラグイン「TRacerX」

定番の頂点からカーブ生成する機能がいいですね。画像からウェイトマップ生成する機能も面白いです。
インディーライセンスが €25
スタジオライセンスが €65

modo SDKとC++ で作られたプラグインで、すべてmeshOpで実装されているとのことです。
https://gumroad.com/l/TRacerX

Tracer X

アニメーション(デフォーム)したメッシュの頂点からのカーブをトレースできます。

Noise X

modoでperlinノイズを生成する別の方法がありますが、これはmeshOpとして実装されており高速のワークフローを対象としています。
modoの機能はウェイトフォールオフに対応していませんが、NoiseXはウェイトマップによるマスクをサポートしています。
またノイズ強度を定義するグラディエントカーブもサポートしています。

ImageToWeight X

このmeshOpはクリップブラウザから画像を取得し、ウェイトマップに書き込みます。
画像シーケンスもサポートされているので、アニメーションしたウェイトマップを生成できます。
サポートされているブレンドモードは、Normal、Multiply、Add、Min、Max、Add / Subです。
画像を別の画像にブレンドするには、単に新しいImageToTextureをmeshOpスタックに追加し、同じウェイトマップに書き込むことを選択します。

Push X

これはキットの中で最もシンプルなmeshOpです。ウェイトマップをサポートしている点を除いてmodoのプッシュとまったく同じです。
例えば、ImageToTextureXと組み合わせると、頂点移動に画像を使用できます。


ユーザーさんが動画をギャラリーに投稿していたので貼っておきます。

 

CG News

LightWave用プラグイン「YS:LayoutKitA」「YS:LayoutKitB」リリース

何回かに分けて公開されてきた「YSプラグイン」の第6弾として「YS:LayoutKitA」「YS:LayoutKitB」が公開されました。シリーズ最後のプラグインだそうです。
どれも便利そう。こういうプラグインは15年前に欲しかった。
http://www.dstorm.co.jp/dsproducts/FreePlugins/ysplugin.html

「YSプラグイン」はYAMATOWORKSとサブリメイションが共同で開発されたプラグインです。
10年のアニメーション制作で蓄積された効率のよいワークフローを実現するための、アニメーション制作には欠かせないプラグインをまとめたプラグイン集。

YS:LayoutKitA

「YS:ItemTool」  :アイテム名での親子関係設定と選択ができるプラグイン。
「YS:ItemVisible」  :階層に対応したアイテムの表示、非表示をおこなえるプラグイン。
「YS:NameReplace」 :選択したアイテムに対していろいろな条件指定ができるリネーマープラグイン。
「YS:ObjectReplacer」:選択したアイテムに対してオブジェクト置換えの条件指定をするためのプラグイン。

YS:LayoutKitB

「YS:CameraFrame」:カメラビューに対して任意のフレームを表示させることができるプラグイン。
「YS:ChanClipMixer」:数値指定のパターン集合でFカーブを生成するプラグイン。
「YS:TimeLineMemo」 :タイムライン風にビューの下段にメモを表示するプラグイン。