2017年7月

CG News

Eddy for Nuke

Nuke用の煙&火フルードシミュレーター

CG 日記

modoの角度測定ノードで360°測定する方法

modoにはリギングに必要な多くのノードが搭載されています。
ノードの応用例として「条件式」ノードを使用した角度の測定について書いてみたいと思います。
modoでFBIKで制御されたスケルトン角度でモーフを制御する方法」では、Measure Angle ノードを使用してIK制御されたスケルトンの角度を測定しました。

Measure Angle ノードの問題点

Measure Angle ノードの問題点として、3個のオブジェクトの座標を使用して角度を測定するため 0~180°の範囲の角度出力に限定されていることです。ヒジやヒザをIKで制御する場合は、間接の曲がる角度が0~180°の範囲であるため概ね問題になることはありません。
ですが肩や股関節のようにIKの始点となるオブジェクトは360°回転するため、Measure Angle ノード単体では0~360°の範囲を測定できません。

Measure Angle ノードで0~360°の範囲を測定する方法

360°回転するオブジェクトの角度を測定する場合は、条件式ノード と Measure Angle ノードで組み合わせて使用します。

スケマティックの解説です。
Measure Angle ノードはオブジェクトの位置関係で測定する方向が変わってしまうのが問題です。現在どの方向にオブジェクトがいるか判定できれば、0~360°の範囲で角度を測定することができます。
このスケマティックでは緑色と黄色のロケータを2個配置して、Measure Distance ノードを使用してスケルトンがどちらのロケータに近いかで方向を判定しています。

Measure Distance の「距離出力」を 条件式ノードに接続して、操作を「AはBより大きい」に設定しました。
条件式ノードは入力されたチャンネルの値を比較して、接続されたチャンネルの値をそのまま出力したり、任意の値を出力することができるノードです。処理の分岐に使用したりできる便利なノードです。

条件式ノードでは「Trueの場合」を「出力 True 値」に変更し、「True の値」を「1.0」に設定します。
同様に「False の場合」を「出力 False 値」に変更し、「False の値」を「-1.0」に設定します。
この値を Measure Angle の「角度出力」の値と掛けることで、-180°~180°の範囲の角度を測定することができます。

-180°~180° の値でも問題ないのですが、0~360°の範囲のほうがわかりやすい場合は、
最後に180を足すことで値を180オフセットしています。

以上で0~360°の範囲で角度を測定することができました。
modo 901からQuaternion モディファイヤが追加されているので、Quaternionを理解していればもっと便利な方法があるかもしれません。Quaternion覚えたら何か記事を書いてみたいと思います。

CG 日記

modoでワールド回転からローカル角度を計算する方法

ローカル角度は「自分のワールド回転と、親オブジェクトの逆行列をかける」と求められる。

IKのようにチャンネルモディファイヤによって制御されているアイテムから、リギングのためローカル座標を取得したいことがあると思います。
modoのノードを使って同様の計算を行うことができます。

画像では親アイテム(スケルトン)のWorld RotationをMatrix Invertで逆行列を求めています。
Matrix InvertのOutputを、ローカル角度を求めたいアイテムのWorld RotationとMatrix Composeを使用して掛けます。
Matrix Composeはチャンネルにリンクした順で計算します。(マトリクスの計算はかけ算の順番で結果が変わるので注意が必要です)
最終的にマトリクスをMatrix To Euler を使用してXYZの角度に変換します。

一般的にマトリクスからオイラー変換する場合には複数の解があり、Matrix To Euler ノード1つで3軸分の角度をユーザーが望む形でまるっと出力すのは数学的に難しいらしい。「回転順序」を適切に使用して軸ごとに角度を出力するのがいいみたいです。

CG 日記

modoでFBIKで制御されたスケルトン角度でモーフを制御する方法

Measure Angle ノードで角度を取得します。

アニメーションで筋肉の動きを表現したい場合や、肘や膝がゴムホースのように曲がってしまうのを補正したい場合にモーフを使用する事があります。

FBIKのようにマトリクスを使用して動きを制御するチャンネルモディファイヤを使用すると、プロパティのトランスフォームの角度が変化しなくなります。
FBIKでトランスフォームが変化しないのは計算の優先順位によるもので、マトリクスの計算がトランスフォームより優先的に使用さてるためです。

このような場合は測定ノードのひとつ、Measure Angle ノードで角度を取り出します。
スケルトンの角度とモーフの強さを調節するため、Relationship を使用して任意の角度における強さをリマッピングします。

同様の方法で、太ももの角度をスカートのスケルトンに連動させるような使い方もできます。
modoには角度の他にも距離、速度、スピードの測定ノードが用意されているので、様々なリグを作る事ができます。

CG 日記

modoでファイルパスを切り替える方法


アクションごとのシミュレーションや放射照度キャッシュの保存先を変えたり、レンダリング画像の保存先をフレーム数で変更したりしたい場合があります。modoではファイルパスは文字列タイプのチャンネルとして扱われていて、文字列ノードを使用する事でリグを構築することができます。

上記の画像はアセンブリとして再利用できるようにするためロケータに文字列タイプのユーザーチャンネルを追加し、ファイルパスとファイル名を入力用のチャンネルにしていいます。※
StringComposeノードでファイルパスとファイル名を結合し、結合した文字列をStringSwitchノードで切り替えています。

StringComposeはパターンに$[s:1]$[s:2]のように入力することで、「C:\Temp\」と「Cut1.LXI」のような文字列を「C:\Temp\Cut1.LXI」のように結合する事ができます。入力チャンネルには複数のチャンネルを接続することができます。
$[s:1]は文字列チャンネルの1接続目、$[s:2]は文字列チャンネルの2接続目を意味しています。パターンで整数入力する場合は$[i:1]、浮動小数点数入力の場合は$[f:3]のように入力します。詳細はマニュアル参照。

StringSwitchは入力された複数の文字列を、切り替えチャンネルの値で切り替えることができるノードです。例えば切り替えの値が2の場合は、2個目に接続されたチャンネルの文字列を出力します。
StringSwitchの出力を任意の文字列チャンネルに接続して使用しますが、レンダー出力のファイル名チャンネルのように、出力先の文字列行が(Empty)と表示されているようなチャンネルの場合は、あらかじめ仮のファイルパスを設定しておく必要があります。

文字列タイプのチャンネルはプロシージャルモデリングのSelect By Selection SetやSelect By Polygon Tagでも使用されているので、StringSwitchを使うと表現の幅が広がりそうです。

※modoのアセンブリはノードのチャンネルを直接公開すると、アセットロード時に公開チャンネルが消えたりすることがあります。パーティクル関連のノードは直接入力しても値を無視することがあるため、ロケーターのユーザーチャンネルを経由するとバグっぽい動作につまずかずにすむのでお勧めです。

CG News

オートデスクのゲームミドルウェアが販売終了みたい。
https://www.autodesk.com/content/autodesk-game-middleware

7月12日現在、Scaleform、Beast、HumanIK、Navigationおよび関連する保守計画とメンテナンスの更新は、購入できなくなります。
ミドルウェアの顧客は、現在または以前の資格に基づいて、以下の最終バージョンにアクセスできます。

  • Scaleformのソースコード
  • Beast バイナリファイル
  • HumanIKバイナリファイル
  • Navigation ソースコード

 

CG 日記

modoのプロシージャルで手続へアー

modo のプロシージャル駆使すれば、xismoと同じように手続へアー作れるかも?と思って試してみた。
作れるけど細かく制御しようとするとmodoでは面倒で普通にモデリングした方が簡単かもしれません。

アニメっぽい短冊形の手続きヘアー作成というと、LightWaveのプラグインにHairBladeを思い出した。懐かしい。
FoundryのフォーラムではプロシージャルモデリングのUIがわかり難いコメント見かけますが、個人的にはMaxライクのスタック表示で、自由度も高いので好きです。

参考

参考資料

Leningrad – Kolshik

逆回し映像なんだけど、映像のクオリティーが高いので面白い。