2016年

CG 日記

modo 10.2 リリース

MODO 10.2ではアセット作成ワークフローを支援するためのいくつかの改善点と新機能があります。

MeshFusionを使用すると、作業中に下層のツリー構造を自動的に作成して並べ替えるスケマティックフリーのワークフローが簡単になりました。

手続き型モデリングシステムはさらに強化され、以前はダイレクトモデリング操作でしか利用できなかったの新機能が追加されました。
プロシージャルメッシュ操作を使用して、ドリル、ブール、クローン、スライス、シンメトリーズを実行できるようになりました。さらに、強力なMerge Mesh Operationが強化され、MeshFusionアイテムを含むプロシージャルレイヤに任意のサーフェスアイテムをコピーできるようになり、プロシージャワークフロー全体に統合することができます。

これらの新しいツールに加えて、手続き型アセンブリをパッケージ化、共有、再利用する機能を追加しました。
新しいオートリポジトリー、モデリングのUIやワークフローの強化などが含まれます。

レンダリングのワークフローとアニメーション再生のパフォーマンスも、新しいMesh Lights機能、Deformer Cachingなどで大幅に向上しました。

最後にこのリリースの別の大きな焦点は、過去のリリースからさまざまな不具合や回帰を修正するための協調的な取り組みでした。https://community.foundry.com/discuss/topic/126618

MODO Quick Clips
https://vimeo.com/album/4180568

MeshFusion Basic Introduction Series
https://vimeo.com/album/4263463


10.2ではプロシージャルモデリングに配列やブーリアンが追加されたのがいい感じですね。
これで基礎部分はだいぶ良くなったと思います。処理速度とかマテリアル選択とかもうひと押し欲しいところは11に期待です。

重くて使い物にならなかったアドバンスドビューポートが高速化されて、デフォルトビューポートと同じくらいの軽さになっています。
背景色もデフォルトと同じ明るさになって見やすくなった。 グリッドがフェードするようになったのは個人的にお気に入りです。

アイテムモードの表示設定が追加されたのが個人的に嬉しいです。
ワイヤーフレームを表示しない設定と、アイテム選択時にメッシュ塗りつぶす設定。これはデフォでONにして欲しい。

アニメーション関連だとデフォーマキャッシュ機能が追加されました。
シーンを再生した場合に、自動的にフレームの変形をキャッシュします。
AEのフレームのキャッシュみたいな動作です。メッシュが重い場合はボタンで直接キャッシュできます。

デフォーマが遅いと言われ続けてたmodoですが、デフォーマキャッシュを使用する事で5FPSしか出なかったシーンが25FPSで再生できるようになった。
シンプルなモデルでも効果があり25FPS出てたシーンが120FPSになりました。
ただし、あくまでキャッシュなので1回目の計算は重い。ボーンを編集するとキャッシュ作り直しになります。

やはり根本的な処理速度を改善しないと、キャッシュ作るのに時間がかかってしまうのが残念ですね。それでも10.2は902に比べて少しだけ速くなってる気がします。

Tips

法線をリアルタイムでモデルに転送

modo 10 のプロシージャルモデリングでTransfer Vertex Mapノードを使うと、オブジェクトのノーマルをリアルタイムで別のオブジェクトに転送できます。
セルルックやゲームモデルを作るときに便利かも知れません。

趣味

イズキャンセルイヤホンQuietComfort 20 買ってみた

ノイズキャンセルイヤホンQuietComfort 20 買ってみた。仕事で集中したいときに、雑音が気になったのが購入理由です。

PCや空調の音がピタリと聞こえなくなる。スゲーーー!
基本的には曲を再生してると効果が高い。プレイヤーのボリュームが小さくてもよく聞こえるのでノイズキャンセルの効果の高さがうかがえる。もちろん曲を再生しない場合もノイズキャンセルしてくれる。

話し声は遠くで話してるような感じになり、小さな声は消してくれる。
自分のマウスのクリック音やキータイプの音は少しだけ静かになるが、基本的には普通に聞こえる。話し声を完全に消してくれる物ではないですが、気になりやすい帯域の音が聞こえにくくなるので買ってよかったです。

イヤホンその物の音は軽く低音が強調されてるけど聞いていて悪くない感じ。イヤーチップの機密性は低く普通のイヤホンと変わらない。イヤーチップの静音重視なら3段キノコがお勧めです。

室内使い特有の問題かも知れませんが、USB充電しながら曲を再生するとのキーンとしたノイズ音が発生するのが少し残念でした。

購入直後はイヤホンを外して違う環境に行くと、気圧で耳が聞こえにくくなるような感じになるときがあって怖くなりましたが、しばらく使用してたらそういう違和感も感じなくなりました。

空調の音がカットされるだけでだいぶリラックス出来るので、集中したい人にはお勧めです。

 

Tips

modoでアイテムの編集を速くする方法

modoのアイテム編集で体感2〜3倍速くする方法見つけました。
初期設定 / リマッピング / 入力デバイス で「タブレット」にする。またはマウスではなくタブレットを使用するといいです。
環境依存かもしれないけど、Win+ロジクールマウス+modo10の環境では結構速く感じます。

ビューポートが遅い原因はいくつかありますが、たぶんビューポートの再描画が遅い場合に有効です。ACSとかキャラクターリグは顕著に速くなりました。

modoはマウスの移動量とアイテムの移動量が、ビューの重さによって変わります。
重いシーンはアイテムは移動しづらくなり体感的に重くなる。
ペンタブやタブレット入力にすると画面の絶対値で座標を処理するらしく、ビューポートの重さの影響を受けずにアイテムを編集出来るようになるようで体感速度が速くなったように感じます。
ビューポートのFPSは早いのにアイテムの移動が遅く感じるときには、この方法で体感速度が改善されると思います。

プロシージャルのカーブスイープにスプラインデフォーマ設定して、ロケータをアニメーションしようとしたらすごく重い。 気まぐれでペンタブ使ったらグリグリ滑らかに移動出来るようになってマウス入力が原因と気がつきました。

CG 日記

「アンバイアス レンダリングの真実」

Chaos Groupがアンバイアス レンダリングについて記事を投稿しています。
なかなか参考になる。
https://labs.chaosgroup.com/index.php/rendering-rd/the-truth-about-unbiased-rendering/

バイアスレンダリングとアンバイアスレンダリングについて多くの議論があるが、アンバイアスレンダリングはより正確という意味で使用されている。
だけどほぼ全てのレンダラーはバイアスレンダリングされていて、実際にはバイアスレンダラーはより早くスマートな物だというお話しです。

アンバイアスって何?

アンバイアスレンダリングは計算でショートカットしていないということ。全てのレイを平等に扱うので、クリーンな結果を得るために膨大なレイが必要になる。
論理的に積分計算にアンバイアスを使用すると、複数回レンダリングした場合に平均して正しい画像になる。
これは個々の結果は間違ってても、アルゴリズムを十分に多くの時間実行し結果を平均すれば最終的な画像を得ることを意味する。

Vrayのマルチパス プログレッシブサンプラーのノイズクリーンアップを思い浮かべると、個々のパスはかなりノイジーだけど、十分な数が平均化されたとき最終的にクリーンな結果を得られる。

アンバイアスに関する一般的な誤解

アンバイアスは物理的に正確

GGやBRDFを使用するだけのアイデアはそれ自体が近似である。物理的にそれっぽく高速化してるだけ。

アンバイアス設定が少ない

ユーザーに公開されてないだけ。

ブルートフォースGIはアンバイアス

GIを特定の方法で計算してキャッシュされたデータを使用した場合はバイアスされてる。

パストレースはアンバイアス

多くのバイアスされたショートカットはパストレースでも利用可能である。

レンダラは何をバイアスさせるのか?

一般的に多くのトリックがある。V-Rayはこれらのトリックのいくつかをユーザーに公開している。 他のレンダリングエンジンはそれらを公開していない。
インターフェイスを簡素化するため、またはユーザにショートカットしてないと思わせるため。

必ずしもバイアスされたソリューションは、物理的に不正確を意味するものでない。物理的に正確でほとんどの場合正確な結果を得ることができる。
できるだけ速く正しい物理結果に近いルックの画像を欲しい場合は、バイアスされたソリューションが必要。

Vrayは物理的に不正確ってわけじゃないんだぜ!「物理的に正確」というセールストークに惑わされるな!
という新しいレンダラーに目を奪われるユーザー対への啓発記事みたいですね。

modoのレンダリングがノイジーだという話しが出るけど、Vrayの記事見た感じ901頃から追加されたフレームパス使ってノイズを平均化すれば、Vrayのようにクリーンなアニメーションになるのかも知れない。

CG News

pixelfondue

ブラッドさんを含めMODO関係の人が書いてるTipsブログ?が公開されました。

参考資料

INVASION DAY

安定したSF映画的な表現と、ユーモアがあって好みのショートフィルム。

参考資料

Nez en moins disait Cléopâtre

クレオパトラを題材にしたショートフィルム。海外的なToon作品。
GI的な質感を加えながら、キャラクターのエッジがザラザラしてるのが面白い。

参考資料

TAM CAM VFX BREAKDOWN

中国系のVFXは映像全体としてCGの存在感強めだけど、CG好きは見てて楽しい。